今季、海を渡りメジャーリーグで戦う菊池雄星。6月8日現在、3勝3敗、防御率4.43というのが菊池雄星の成績だ。
挑戦が成功か失敗かはシーズン後、もしくは数年後に判断すべきことだが、はたして菊池雄星がメジャーリーグで勝ち残っていく上で、学ぶべきこととは一体何なのか。
メジャーリーグ9年間で通算22勝26敗95セーブ81ホールドを挙げた上原浩治氏が、建山義紀氏の著書の中で、メジャーを志す後輩達へのアドバイスとしてこう語っている。
「1年間の乗り切り方を最初の1年でしっかり勉強するべき。それが2年目以降に必ず生きてくる」
「移動ひとつにしてもチャーター機でもしんどい。機内の過ごし方も勉強しないと」
「野茂英雄さん、長谷川滋利さん、田口壮さんら先達がメジャーに渡った時よりは、日本人がプレーしやすい環境は恵まれているはず」と語る上原浩治氏と建山義紀氏。
1年間の乗り切り方を体験からしっかりと学び、菊池雄星ら現役で戦っているメジャーリーガーは、さらなる飛躍をしてほしい。
『メジャーリーグ 世界一の組織と選手たち』建山義紀:著 日本文芸社刊
https://www.nihonbungeisha.co.jp/book/b348557.html
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公開日:2019.06.10
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