FA行使で注目集まる石田健大
今シーズン、4月7日に国内FA権を取得した石田健大が11月14日に、FAの申請書類を球団に提出したことを発表し、複数球団が獲得調査に動いている。
石田健大は今シーズン、3月31日の阪神タイガース戦で開幕投手を務めるなど、他球団のエース級と投げ合い、23試合に登板し、4勝9敗、防御率3.97。負け越したものの、6年ぶりにシーズン100イニング以上をクリアしており、貴重な先発の1人として評価が高い。
石田健大は球団から残留オファーをもらい悩んだが、他球団の評価も聞いて、後悔のない選択をしたいと積み重ねて得た権利を行使することを決めた。
巨人が山崎福也と石田健大のW獲りをひそかに狙っている?
石田健大がFA権を行使したことで、獲得を進めている球団は、巨人、ソフトバンクなど、複数球団が挙げられるが、FAの目玉となっている山崎福也の進捗次第で動きを変える為、慎重に他球団の状況を伺っている状態だ。
巨人は、エースの菅野智之が不振に陥るなど、先発投手の補強は急務となっており、特に勝ち星を挙げられる左腕は是が非でも獲得したいと考えている。
石田健大と山崎福也のW獲りをひそかに狙っている巨人だが、18日までにヤクルト、DeNAが4年総額8億円規模、その後に巨人が4年総額10億円以上といわれる条件を提示したが、ソフトバンクが破格の4年12億円提示を提示し、巨人の条件を軽々と超え、巨人の山崎福也獲りに暗雲が立ち込めている。
フロントは就任1年目の阿部監督に、最低でも1人はFAで補強して戦力を整えてあげたいと躍起になっており、山崎福也の獲得が仮に叶わなかった場合も石田健大だけでも獲得したいと意気込んでいる。
ソフトバンクは、3年連続で優勝を逃し、過渡期にあるチームに勝ち星を挙げられる左腕を加えたいと、山崎福也の条件と同様に、巨人とのマネーゲームになっても負けない条件を準備してきそうだ。
巨人が来シーズンを好発進するために、山崎福也と石田健大のW獲りを成功させるのか注目だ。
公開日:2023.11.23