12球団完全データファイル2022
オリックス&ヤクルトがともにリーグ連覇を飾った2022年。多くの記録も生まれたメモリアルなシーズンを、詳細データをベースに12球団ごとに細かく振り返ろう!
【セリーグ2位】DeNAベイスターズ
【2022シーズン成績】
73勝68敗2分
勝率.518
得 点 497 ④
失 点 534 ③
本塁打 117 ③
盗 塁 49 ⑤
打 率 .251 ②
防御率 3.48 ⑤
【今季PLAYBACK】主力が持ち場を守り2位浮上!鉄腕たちがチームを支えた!
昨年の最下位から巻き返しに成功したDeNA。8月には首位ヤクルトとのゲーム差を4まで縮め、あわやと思わせる追い上げ劇だった。特にホームゲームでは41勝30敗1分と強さを示し、ホーム戦17連勝もマーク。7〜8月のチームの勢いは来季にも繋がるはずだ。
チーム得点数はリーグ4位、失点数はリーグ3位と平均的だったが、バランスはよかった。打線では牧秀悟が打率・291、24本塁打を放ち、「2年目のジンクス」を吹き飛ばせば、佐野恵太も打率・306、22本塁打と好成績。宮﨑敏郎も打率・300、16本塁打と熟練の技を見せた。
今年はNPB全体で投高打低のシーズンだったが、3人も率を残せる打者がいれば、やるべきことは分かりやすい。ソトが打率・266、17本塁打と及第点の数字を残したのも大きかった。
先発陣では今永昇太が11勝4敗、防御率2・26とエースたる投球を見せ、大貫晋一も11勝8敗と躍進。濵口遥大が8勝7敗、石田健大が7勝4敗で続き、ロメロも6勝8敗と粘り込んだ。5〜6枚目が苦しかったのも事実だが、先発陣でなかなかの貯金を築くことができた。
最大の功労者はリリーフ陣だろう。伊勢大夢が12球団最多の71試合に登板し、防御率1・72。エスコバーも70試合に登板し、防御率2・42。入江大生も57登板で防御率3・00と奮闘した。近年、不安定だった守護神・山﨑康晃も56試合で防御率1・33と大復活。
田中健二朗と平田真吾もともに47登板とチームを支えた。近年の継投トレンドからは外れるが、鉄腕の力投もプロ野球の魅力のひとつ――?
DeNAベイスターズ2022球団別勝敗
ヤクルト 9-16
阪神 16-9
巨人 13-11-1
広島 8-17
中日 18-6-1
オリックス 1-2
ソフトバンク 2-1
西武 1-2
楽天 2-1
ロッテ 1-2
日本ハム 2-1
交流戦 9-9
DeNAベイスターズ2022月別勝敗
【3、4月】25試合 10勝15敗0分 勝率.400 打率.242 本塁打18 防御率4.12
【5月】22試合 11勝11敗0分 勝率.500 打率.253 本塁打17 防御率3.92
【6月】23試合 11勝12敗0分 勝率.478 打率.256 本塁打18 防御率3.23
【7月】19試合 10勝7敗2分 勝率.588 打率.251 本塁打15 防御率2.87
【8月】24試合 18勝6敗0分 勝率.750 打率.262 本塁打27 防御率2.93
【9月】27試合 12勝15敗0分 勝率.444 打率.242 本塁打20 防御率3.62
【10月】3試合 1勝2敗0分 勝率.333 打率.253 本塁打2 防御率3.81
DeNAベイスターズ2022チーム内タイトル
打率/佐野恵太 .306
本塁打/牧秀悟 24
打点/牧秀悟 87
盗塁/桑原将志 13
登板/伊勢大夢 71
勝利/今永昇太、大貫晋一 11
奪三振/今永昇太 132
セーブ_山﨑康晃 37
HP/伊勢大夢 42
佐野恵太がリーグ3位、宮﨑敏郎がリーグ4位、牧秀悟がリーグ8位と打撃10傑に3人が名を連ねた。牧の24本塁打はリーグ4位タイ、87打点は同2位タイ。伊勢大夢はリーグトップの71登板、大貫晋一は自身2度目の二桁勝利と躍進した。
出典:『がっつり! プロ野球(33)』
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公開日:2022.12.27