SPORTS COLUMN
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巨人の平間、西武の岸にひけをとらない‟足“の独立リーグ選手とは?

盗塁王でステップアップ測る友居京太郎(徳島)

四国アイランドリーグplusは球団体制の変化と共に、選手それぞれの新陳代謝もある意味必然だ。これまでの経験を糧に、新しい自分へ変わろうとしている。

「NPBに行くためには、150キロを出さないと」と、もがいていた石井大智(高知)は、NPBから評価されなかったことで目線を変えた。
球速よりも、外角低めいっぱいに投げ込めるコントロール、小さな曲がりの変化球を身に付けることで突破口を探る。

後期からセットアッパーとしてマウンドに登り、高い奪三振率を残した森祐樹(徳島)も、新しい自分作りに余念がない。「三振が獲れる」という強みを生かす。オーソドックス過ぎるフォームを見直し、ストレートにもっと角度をつける。
ウイニングショットにする変化球の習得も課題の1つだ。

6年目のシーズンに挑む白方克弥(香川)は昨秋、NPBの入団テストを受けた際に、複数のポジションを守ることを勧められた。本来の中堅手に加え、二塁手としてもアピールする。打者としてタイトル奪取にもこだわる。昨年は打点2位。「首位打者はもう、一生の課題みたいな感じです」と話す。

 

43盗塁(1位)の平間隼人(巨人)、35盗塁(2位)の岸潤一郎(西武)の陰に隠れたが、2人にまったく引けを取らない〝足〟を持つのが友居京太郎(徳島)だ。2人の残した数字はクリアすべき基準となった。盗塁王獲得を次のステップアップへの足掛かりにする。

新陳代謝が活発なことは、独立リーグの魅力の1つではないだろうか。新たな球団、選手たちが、また走り始める。この秋、歓喜に包まれる瞬間を目指して。

※愛媛=愛媛マンダリンパイレーツ、香川=香川オリーブガイナーズ、徳島=徳島インディゴソックス、高知=高知ファイティングドッグス

ーー次回【独立リーグ見どころ③へつづく】へ続く

(初出:【野球太郎No.034 (2020年月2月25日発行)】)

【書誌情報】
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