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ドラフト6位から巨人の若きエースに名乗りを上げた!戸郷翔征/読売ジャイアンツ

Text:落合初春

プロ入り後、上位指名選手をごぼう抜き!?ドラフト下位指名からの下克上列伝

実力勝負のプロ野球の世界。スタートラインさえ違えど、己の体ひとつで成り上がった元隠し玉たち。ドラフト指名時にはあまり知られていなかったが、チームの主力に成り上がった男たちの下克上を紹介したい。

夏の延長戦でアピール成功!変則フォームが吉と出た

【戸郷翔征/読売ジャイアンツ】
2018年ドラフト6位


巨人の若きエースに名乗りを上げた戸郷翔征もドラフト6位での指名だった。その要因は「クセの強さ」に違いない。まずは体。1軍デビュー当初の戸郷を思い返せば、187センチの長身だが、首の長さもあって「ヒョロヒョロ」の印象は否めなかった。ドラフト指名時はなんと72キロ。プロ10球団から調査書が届いていたというが、「成長待ち」と考えていたスカウトも多いだろう。

さらに戸郷といえば、独特なフォームの持ち主。高校2年夏に聖心ウルスラのエースとして甲子園に出場しているが、そのときはサイドスロー。高校3年になってリリースポイントを上げたが、横回転の強いフォームに変わりはなかった。

このクセの強い投手が成功するかどうか。最後の一押しになったのは、高校3年夏だ。夏の宮崎大会はベスト8に終わったものの、大会後に宮崎県選抜に選ばれ、根尾昂、藤原恭大らを擁するU-18日本代表を相手に6回途中5安打2失点9奪三振。最後の最後にアピールに成功した。

出典:『がっつり! プロ野球(32)』

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