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球団日本人最速158km叩き出した高橋宏斗が中日MVP!京田陽太にはDeNAで才能を開花させてほしい

12球団完全データファイル2022

オリックス&ヤクルトがともにリーグ連覇を飾った2022年。多くの記録も生まれたメモリアルなシーズンを、詳細データをベースに12球団ごとに細かく振り返ろう!

【2022チームMVP】高橋宏斗

●最多奪三振はすぐそこ!見たことがない軌道
2020年のドラ1・髙橋宏斗。昨季は二軍戦14試合で防御率7.01と期待感皆無のスタートだったが、2年目の今季は一変。憧れのジェイコブ・デグロム(メッツ)にフォームを寄せると、本家同様に球速が爆上がり。

球団日本人最速の158キロを叩き出した上、独特の軌道を実現し、スプリットも進化。19先発で6勝7敗、防御率2.47の好成績を収めた。

規定投球回には満たなかったが、116.2投球回でリーグ3位の134奪三振をマーク。奪三振10.34は先発投手としては特上も特上。奪三振派の山本由伸や千賀滉大ですら届かない域だ。我々は世界のエースの一歩目を目撃したのかもしれない。

【2022チーム逆MVP】京田陽太

●極度の打撃不振で脱落…不動の遊撃手も分岐点
近年、堅守で投手陣を支えてきた京田陽太。昨季までは不動の遊撃手だったが、今季は打撃絶不調。開幕から打率1割台中盤を低空飛行し、5月4日のDeNA戦で空振り三振&気の抜けたエラー。

我慢の起用を続けてきた立浪監督もついに怒り、試合途中に即刻名古屋へと帰された。その後は気を引き締め直し、新打法に取り組んだが、巻き返しはならず。

43試合、打率.172でシーズンを終えた。シーズン終盤には高卒2年目の土田龍空が遊撃で台頭し、打撃でも守備でもかなりのセンスを見せていた。DeNAベイスターズへトレードとなった京田陽太に、もう失うものは何もない。ひたすらにバットを振り、春のキャンプから全力でアピールし、ベイスターズでひと花咲かせてもらいたい。

出典:『がっつり! プロ野球(33)』

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