2020ドラフト中日ドラゴンズは、
コイツを指名しろ!
目下7年連続Bクラス。「常勝」を誇った落合博満政権下の遺産は、すでに失われたといっていい。とはいえ、近年はドラフトでしっかりと有望選手を獲得。今は我慢の時期だが、育成さえ間違わなければ明るい未来も見えてくる。今年のドラフトも、理にかなった指名ができるか!?
プロ志望なら迷わず髙橋!進学なら栗林にシフト変更を
チームとしての結果こそ出ていないが、ここ数年のドラフト戦略は間違っていない。過去5年間を振り返っても「失敗」と呼べるドラフトはなく、各年度からしっかりと戦力、もしくは順調に成長している若手が生まれている。そんな中、一昨年は根尾昂、昨年は石川昂弥と、地元出身の高校生野手を2年連続で獲得。この指名の是非が問われるのはまだ数年先になるが、方針自体はブレずに貫いて欲しい。
となると、1位指名は必然的に髙橋宏斗(中京大中京)になる。言わずと知れた高校ナンバーワン投手。地元・愛知出身で小学生時代にはドラゴンズジュニアにも所属。この逸材を指名しない手はない。気がかりなのは髙橋が進学する可能性が高いこと。ただ、もし翻意してプロ入りを目指すようなことがあれば、いの一番で手を挙げるくらいの誠意を見せて欲しい。もしプロ志望届を出さなかった場合も、同じく地元・愛知出身の栗林良吏(トヨタ自動車)にシフトして「地元路線」は継続すべき。チーム事情を考慮すると、最初から即戦力の栗林を狙う手もあるが、過去の例を見ても「即戦力」が本当に「即戦力」となったケースは意外と少ない。であれば思い切って近年の育成路線を推し進めるべきだろう。
一方で、高齢化が進む外野手はしっかりと補填しておきたい。大島洋平は健在とは言いつつも今年で35歳。平田良介は絶不調にあえいでいる。根尾昂の外野コンバートも囁かれているが、京田陽太が思いのほか伸び悩んでいる現状を見ると、まだ遊撃を諦めるのは早い。できれば2位以下で今川優馬(JFE東日本)、五十幡亮汰(中央大)、逢沢崚介(トヨタ自動車)といった「即戦力」を獲得したいところだ。
髙橋宏斗【投手】/中京大中京
183cm84kg 右右 MAX154km
変化球:スライダー、カットボール、カーブ、スプリット、ツーシーム
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『インタビュー』
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公開日:2020.10.23