巨人含め12球団からのオファー歓迎の大田泰示
11月16日に日本ハムファイターズから来シーズンの契約提示・保留手続きを行わない『ノンテンダー』とされたことが発表され、自由契約となり、今オフの去就が一気に注目されることとなったプロ13年目・31歳の大田泰示。
28日に、ニッポン放送「The Deep」にゲスト出演した大田泰示は、今の胸の内を語った。
来シーズン、どの球団でプレーするかについては、今はフラットな状態で、どの色のチームでもいいからユニホームを着て、野球をして、お客さんの前で試合でプレーすることが1番の気持ちと明かした。
さらに、日本ハム残留の可能性については、まだ全く分からないと回答し、まずは他球団でという考えでおり、どういう展開で話が進んでいくのか分からないが、とりあえず待つしかないと思っているようだ。
日本ハム残留の可能性については分からないと回答した大田泰示だが、日本ハムでの5年間を振り返り、移籍1年目にサヨナラヒット打った時の歓声や、移籍後初本塁打など、いい思い出はたくさんあるが、最も印象的だったのは勝った時に球場一周してファンの人達とハイタッチする時に、「ファイターズ来てくれてありがとね」というファンからの言葉が忘れられない。あの一言でこれまでが報われた。本当にファイターズファンの皆さんには感謝していると、大田泰示の日本ハムでの大ブレイクを支えたファンに感謝の思いを語った。
大田泰示は今シーズンこそ不振によって出場機会は76試合に減少し、打率.204、3本塁打、20打点と打撃不振に苦しみ一軍戦力としてはほとんど機能しなかったが、これまで巨人、日本ハムでプレーし、今シーズンまでに770試合に出場し、打率.261、75本塁打、310打点といった通算成績を残し、日本ハムでは移籍初年度の2017年から2020年まで4年連続2ケタ本塁打をマークするなど実績を残し、守備でも2020年にゴールデングラブ賞を受賞するなど活躍した。
現状の大田泰示の心境については、とにかく来年に向け練習をしっかりやるしかないというのが今の考えで、野球は自分の中で一番の財産であり、これを仕事にしてまだまだやりたいという気持ちが大きい。野球ができるチームが早く見つかればいいなと思っていると明かし、来シーズンへ向け、しっかりと調整を続けている。
右の長距離砲として稀少価値がある大田泰示を狙う可能性がある球団は、古巣の巨人、4番の鈴木誠也がメジャーに挑戦する広島カープ、右打者の外野手が少ない楽天イーグルスが考えられるが、果たして、来シーズン大田泰示はどこの球団のユニフォームを着て、プレーしているのか注目だ。
公開日:2021.11.29