全国49地区 夏の大会データベース
【秋田】
2018年夏に金足農が吉田輝星(日本ハム)の熱投と足技を駆使し、甲子園準優勝。好投手の産地としても知られるが、東北勢ではやや後れを取っている。甲子園常連の強豪校は生まれるか?
《2021年 センバツ結果》出場なし
●甲子園での戦い&夏の展望
ノースアジア大明桜・風間がドラ1候補に急浮上。大激戦区を制するのは?
秋田県勢の夏のハイライトといえば、甲子園準決勝で金足農がPL学園(大阪)を苦しめた1984年夏、秋田法経大附(現ノースアジア大明桜)の1年生エース・中川申也(元阪神)がブレイクし、4強入りした1989年夏の2大会だったが、2018年夏に金足農・吉田輝星(現日本ハム)が力投を繰り広げ、戦後では県勢初の甲子園準優勝。前評判を覆す鮮烈な活躍を見せた。
秋田商は石川雅規(現ヤクルト)、成田翔(現ロッテ)を輩出しており、県勢を見渡しても「小さな大投手」が多い。投手育成に長けた地区といえるだろう。
また、確固たる覇者が不在の激戦区でもあり、昨秋は角館、由利工、湯沢翔北、大館桂桜が4強。今春はノースアジア大明桜、秋田中央、大館鳳鳴、大館桂桜が4強に進出しており、毎年のように勢力図が変わっている。ある程度、ひとつの学校に戦力が固まる年が出てくれば、再び甲子園での躍進が見えてきそうだ。
今夏は好投手・風間球打を擁するノースアジア大明桜が一歩リードか。前出の秋春4強に加え、秋田商、秋田南、由利、能代松陽なども地力があり、逆転候補になり得る
過去10年秋田 夏の甲子園/地方大会決勝戦績全国49地区夏の甲子園DATABASE【北海道・東北編】
かつては初戦で当たれば儲けものと言われていた北海道・東北勢。しかし、駒大苫小牧の夏甲子園2連覇を皮切りに全国レベルのチームが次々と登場。東北勢もいよいよ「白河の関」越えのときは近い!︎
投球制限が追い風になる!好投手の産地への期待は大
田中将大(楽天)、ダルビッシュ有(パドレス)、菊池雄星(マリナーズ)、大谷翔平(エンゼルス)、佐々木朗希(ロッテ)。21世紀に入り、数々の怪物を生み出した北海道・東北勢。
北海道はすでに駒大苫小牧(南北海道)が2004年夏、2005年勝戦で度も涙を呑んできた東北勢の初Vが待ち望まれる。
戦績を見れば、2011年夏、2012年夏に連続準優勝の八戸学院光星(青森)、2015年夏に準Vの仙台育英(宮城)が全国優勝への切り札。
2018年夏にエース・吉田輝星(日本ハム)を擁し、決勝まで駆け上がった金足農(秋田)も鮮烈だったが、ここに来て投球制限のルールが制定され、エース一人の力だけでは勝ち上がれない情勢になったのも事実だ。
しかし、近年の北海道・東北勢は投手育成に定評があり、プロスカウトもまず目を向ける地域。仙台育英をはじめ、いち早く複数投手制に舵を切ったチームも多く、甲子園でも優位に立てる可能性は高い。
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2年ぶりの夏が戻って来た!自粛ムードにつつまれた日本列島に清々しい活気の旋風を巻き起こす球児たち!この夏の主役候補たちに大接近!春夏連覇を目指す東海大相模の門馬監督と石田隼都投手!ドラ1候補、大注目の小園健太投手(市立和歌山)、達孝太投手(天理)の直前の意気込み!甲子園を目指しユニークなチームづくりを仕上げてきた注目校もクローズアップ!高校野球ファンのあなたにぜひ手に取ってみて欲しい一冊です! !
公開日:2021.07.10