全国49地区 夏の大会データベース
【宮城】
仙台育英が甲子園で勝ち星を重ね、頭ひとつ抜け出した。それでもライバルの東北をはじめ、多彩な伏兵校が「打倒・仙台育英」を狙う。「日本一からの招待」を掲げる仙台育英の甲子園Vはあるのか?
《2021年 センバツ結果》仙台育英 ベスト8 / 柴田 1回戦
●甲子園での戦い&夏の展望
仙台育英が覇権を握り黄金期に突入か。旋風を巻き起こした柴田も注目!
直近10年で甲子園春5勝、夏14勝を挙げている仙台育英が全国強豪の域に到達。2015年夏には佐藤世那(元オリックス)、平沢大河(現ロッテ)、郡司裕也(現中日)を擁し、甲子園の決勝に進出。東海大相模(神奈川)と8回終了まで6対6の熱戦を繰り広げた。
その後も2017年夏、2019年夏に8強入り。今春も5枚の投手を駆使し、センバツ8強入りを果たしている。
仙台育英には身長は突出していなくとも、胸板・腰回りがしっかりとした選手が多く、フィジカル勝負でも負けない。系列の仙台育英秀光中等教育学校は中学軟式の名門でラインが出来上がっているのも強みだ。
昨秋は柴田が快進撃を見せた。宮城3位から東北大会に出場すると、学法石川(福島)、八戸学院光星(青森)、東日大昌平(福島)、日大山形(山形)を次々と撃破。決勝では仙台育英に1対18でノックアウトされたが、センバツで甲子園初出場を果たした。
春の宮城大会でその柴田を破り、決勝に駒を進めた仙台一、昨秋東北8強の東北のほか、東北学院、古川学園、東陵、創部2年目の日本ウェルネス宮城などが仙台育英を追うが、壁は高いか。
過去10年宮城 夏の甲子園/地方大会決勝戦績全国49地区夏の甲子園DATABASE【北海道・東北編】
かつては初戦で当たれば儲けものと言われていた北海道・東北勢。しかし、駒大苫小牧の夏甲子園2連覇を皮切りに全国レベルのチームが次々と登場。東北勢もいよいよ「白河の関」越えのときは近い!︎
投球制限が追い風になる!好投手の産地への期待は大
田中将大(楽天)、ダルビッシュ有(パドレス)、菊池雄星(マリナーズ)、大谷翔平(エンゼルス)、佐々木朗希(ロッテ)。21世紀に入り、数々の怪物を生み出した北海道・東北勢。
北海道はすでに駒大苫小牧(南北海道)が2004年夏、2005年勝戦で度も涙を呑んできた東北勢の初Vが待ち望まれる。
戦績を見れば、2011年夏、2012年夏に連続準優勝の八戸学院光星(青森)、2015年夏に準Vの仙台育英(宮城)が全国優勝への切り札。
2018年夏にエース・吉田輝星(日本ハム)を擁し、決勝まで駆け上がった金足農(秋田)も鮮烈だったが、ここに来て投球制限のルールが制定され、エース一人の力だけでは勝ち上がれない情勢になったのも事実だ。
しかし、近年の北海道・東北勢は投手育成に定評があり、プロスカウトもまず目を向ける地域。仙台育英をはじめ、いち早く複数投手制に舵を切ったチームも多く、甲子園でも優位に立てる可能性は高い。
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2年ぶりの夏が戻って来た!自粛ムードにつつまれた日本列島に清々しい活気の旋風を巻き起こす球児たち!この夏の主役候補たちに大接近!春夏連覇を目指す東海大相模の門馬監督と石田隼都投手!ドラ1候補、大注目の小園健太投手(市立和歌山)、達孝太投手(天理)の直前の意気込み!甲子園を目指しユニークなチームづくりを仕上げてきた注目校もクローズアップ!高校野球ファンのあなたにぜひ手に取ってみて欲しい一冊です! !
公開日:2021.07.12