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DeNA&ソフトバンク注目の緒方漣擁し2年連続20度目の出場決めた横浜に注目!神奈川地区の甲子園での戦い&夏の展望とは!?【がっつり!甲子園2022】

Text:落合初春

全国49地区 夏の大会データベース
【神奈川】

《2022年 センバツ結果》出場なし

●甲子園での戦い&夏の展望
本命は桐光学園!2強時代終焉か?東海大相模と横浜の逆襲は?

桐光学園と桐蔭学園──今夏の神奈川大会はこの2校が軸となる。両校ともに春季大会の準決勝をコールド勝ちで制し、頭ひとつ抜け出している。決勝ではプロ注目のエース右腕・針谷隼和擁する桐光学園が6対2で桐蔭学園を破り、12年ぶり4度目V。関東大会では初戦敗退の憂き目を見たが、その悔しさをバネに成長してくるはずだ。

ダークホースとして注目したいのが「足柄山の金太郎軍団」こと立花学園。志賀正啓監督が就任した17年以降、神奈川8強に5度進出するなど急成長中だ。ラプソードやブラストモーション、VRやドローン、IOT(インターネット活用)など最先端技術を駆使した練習も全国の指導者たちから注目されている。

もちろん、慶應や向上、鎌倉学園、日大藤沢、平塚学園、横浜創学館ら強豪も絡んでくるだろう。では、東海大相模と横浜は? ともに春季大会8強止まり、主力選手の退部→転校が報道されるなどやや精彩を欠いていたが、夏には仕上げてくるはずだ。果たして両校の逆襲はあるのか? これもまた今夏神奈川大会の見どころのひとつといえそうだ。

全国49地区夏の甲子園DATABASE【関東編】

●センバツ4強に2校を送り込んだ
例年の関東は、各地区内の絶対的2強を軸に夏の大会が展開されることが多かった。たとえば神奈川の東海大相模と横浜の決勝対決は神奈川の夏を彩る風物詩だ。しかし今夏に限っては2強ではなく、頭ひとつ抜け出した大本命が存在し、「大本命とその包囲網」という構図になっている。

今夏の関東のトレンドは「大本命とその包囲網」

本命と対抗という絶対的2強が軸になる例年と違い、今夏の関東は1強が県内無双状態というところが多く、そのため対抗は不在。「大本命とその包囲網」ないしは「三つ巴」という構図になっているようだ。

茨城の大本命は明秀日立。元来の茨城4強(常総学院、土浦日大、霞ヶ浦、藤代)は今夏、明秀日立の包囲網という立ち位置だ。

栃木の大本命は、今年も県内無双の作新学院。群馬は前橋育英。健大高崎と利根商の巻き返しに期待したい。

埼玉は浦和学院。山村学園と花咲徳栄がどこまで仕上げてくるかに注目だ。

東東京は帝京に注目。関東第一、二松學舎大附とともに三つ巴。西東京は東海大菅生が本命だが、日大三、國學院久我山とともにこれも三つ巴といえそうだ。

千葉の本命は夏の勝ち方を知る木更津総合。

神奈川の本命は桐光学園。春季大会は8強で消えた神奈川の絶対的2強(東海大相模と横浜)の今後を占う大会になりそうだ。

山梨の本命はやはり山梨学院。東海大甲府と甲府城西の逆襲はあるのか。

今年の関東も熱(暑)そうだ!

出典:『がっつり!甲子園2022』

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