全国49地区 夏の大会データベース
【北北海道】
《2022年 センバツ結果》クラーク国際 1回戦
●甲子園での戦い&夏の展望
ドラ1・エースが相手でも善戦連発、久々の夏甲子園勝利で即旋風も…!
直近10年、夏の甲子園での勝ち星から遠ざかっている北北海道勢。しかし、接戦の好ゲームが多く、殻を破りそうな気配が漂う。
2019年夏は旭川大高が星稜(石川)の奥川恭伸を相手に0対1の熱戦を繰り広げ、昨夏は帯広農がノースアジア大明桜(秋田)の風間球打を相手に2対4の好ゲームを演じた。
ちなみに2020年夏の甲子園交流試合には、21世紀枠でセンバツ出場を決めていた帯広農が出場し、健大高崎(群馬)を4対1で下している。2019年秋の北海道王者・白樺学園も明治神宮大会では国士舘(西東京)を破っており、地区の勢いを感じさせる。
また、昨秋の北海道大会はクラーク国際と旭川実が勝ち上がり、北北海道勢同士の決勝戦に。優勝したクラーク国際はセンバツで九州国際大付(福岡)と延長10回、2対3の大接戦を展開した。
今夏の中心はやはりクラーク国際か。右の辻田旭輝、左の山中麟翔、2年生の右サイド・新岡歩輝と投手陣が揃い、打線も元気いっぱいだ。
旭川実はエース右腕・佐々木聖和のクレバーかつ熱い投球が光る。白樺学園、旭川大高、旭川明成、帯広農、帯広大谷なども実力十分でまさに群雄割拠の様相を呈してきた。
絶対的な本命が不在なだけに、ダークホースが夏の覇権を握る可能性も十分ある。北の大地の夏が、今年は熱くなりそうだ。
全国49地区夏の甲子園DATABASE【北海道・東北編】
●駒大苫小牧に次いで甲子園Vへ!
積雪地帯の多い北海道・東北。かつてはまるごと「弱小」とみなされていた時期もあったが、設備の充実や指導強化で強豪校が次々と誕生。甲子園上位進出も珍しくなくなった。駒大苫小牧に次ぐ、甲子園制覇校が現れたとき、新たな時代が幕を開ける。
2校目が頂点を掴むのも、もはや時間の問題か…?
2004〜05年に駒大苫小牧(南北海道)が夏の甲子園を連覇し、北国の不利を覆した北海道・東北勢。その後も2011夏、2012年春夏と3季連続で光星学院(青森/現・八戸学院光星)が甲子園準優勝を果たせば、2015年春には東海大四(南北海道/現・東海大札幌)、2015年夏には仙台育英(宮城)、2016年夏には北海、2018年夏には金足農(秋田)も甲子園準優勝を果たしており、いつ2校目の全国覇者が出てきても不思議ではない。
今春の東北大会では甲子園で上位進出経験を持つ強豪校がベスト8にズラリと並んだ。これらの強豪校は積極的な遠征などで全国レベルの経験を積んでおり、地域を牽引する存在。こうした強豪私学が力を付けることで、ライバルたちも闘志を燃やし、公立校も着実にレベルアップしている。
近年はドラフト上位で指名される選手も多く、大谷翔平や佐々木朗希など未曽有の身体能力を持つスーパースターも出現。北国の野球界はまさに「眠れる獅子」。目覚めのときは近い。
出典:『がっつり!甲子園2022』
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ブラバン応援も復活で甲子園へ夏きゅん‼︎コロナ下で、対外試合や練習方式に制限を受けた世代の球児たちが最後の夏にすべてのパワー全開で一躍雄飛する!この夏の主役候補たちに大接近!代替出場のセンバツで準優勝を射止めた近江・多賀章仁監督と魂の594球エース山田陽翔、絶対王者・大阪桐蔭への雪辱を誓うドラフト候補エース・米田天翼、イチロー魂導入で春ベスト4に躍進した國學院久我山・尾崎直輝監督、甲子園を目指しユニークなチームづくりを仕上げてきた注目校もクローズアップ!最強世代の呼び声高い2年生四天王のトップ・佐々木麟太郎の凄さ、春夏連覇を目指す大阪桐蔭の強さも大分析!さらに「各県総力データ」や、歴代の「高校投手高速化分析」、「甲子園スターの現在地」など、あらゆる角度から「甲子園」を楽しみ尽くす情報が満載!高校野球ファンのあなたにぜひ手に取ってみて欲しい一冊です! !
公開日:2022.07.16