全国49地区 夏の大会データベース
【沖縄】
《2022年 センバツ結果》出場なし
●甲子園での戦い&夏の展望
沖縄水産、沖縄尚学が本命だが、名門校や新興勢力も頂点を狙う!
全国に先駆け、6月18日には夏大会が開幕した沖縄。今春はセンバツ出場校もなく、九州大会に出場した春季大会覇者の沖縄水産も1回戦敗退に終わったため、春季大会の結果が各校の現在地を示す基準となる。
春季大会を圧倒的な強さで優勝した沖縄水産は、豪快なスイングの4番・知念琉月を核とした厚みのある攻撃が魅力のチーム。順当にいけば、今夏もその強さをみせてくれそうだ。
沖縄水産のライバルになりそうなのは、U15代表経験もある速球派右腕エース・仲宗根大斗を擁する沖縄尚学。主将で仲宗根の女房役でもある強肩捕手の前盛魁来とともに、全国レベルのプレーで連覇を目指している。
そのほかでは、県内最多出場の名門・興南も、140キロ超を投げるエースの生盛亜勇太、パワフルな強打と強肩を誇る大型捕手の盛島稜大、巧打堅守で俊足の外野手・禰覇盛太郎といった、ポテンシャルを秘めた逸材が揃い、覚醒の可能性を大いに秘めている。
今夏は春季ベスト4の沖縄水産、沖縄尚学、前原、宮古の4校がシードとなる。そこに食い込みたいのが、ウェルネス沖縄、未来沖縄といった新興勢力と、古豪の豊見城、浦添商だ。
いずれにしても、沖縄は全国屈指の逸材の宝庫であるため、今夏に大ブレイクするスター候補がどこかに出現し、そのまま甲子園への切符をさらってもおかしくない。
全国49地区夏の甲子園DATABASE【九州編】
●高いポテンシャルが最大の魅力
今夏の九州勢は、福岡をはじめ、各県にポテンシャルの高い選手が揃う。しかしながら、昨夏の甲子園では、長崎商の3回戦が最高と振るわず……。センバツでベスト8になった九州国際大付など、いま勢いのある高校が今夏こそは甲子園に熱い南風を吹かせてほしい。
九州に眠る逸材たちが甲子園で大暴れする予感
昨夏はセンバツ準優勝校として夏の甲子園に挑んだ明豊(大分)がまさかの1回戦で敗退し、最高でも長崎商(長崎)の3回戦という、寂しい結果で終わってしまった九州勢。
しかし、他地区と比べても、プロで活躍する逸材の宝庫であることは間違いないため、今夏こそは上位に食い込む活躍をしてほしいところ。
その筆頭になりそうなのが、センバツでベスト8となり、U18代表候補を3人擁する九州国際大付(福岡)。
県内でもトップクラスの強豪校だが、九州大会準優勝の西日本短大附など、甲子園の切符をつかむまでには、多くのライバルたちが立ちはだかる。
そのほかにも、九州大会優勝の神村学園(鹿児島)、センバツ初出場を果たして勢いのある大分舞鶴(大分)、驚異の打撃力を誇る九州学院(熊本)など、全国で戦う姿をみたい高校は数多くあるが、いずれも県大会の優勝は険しい道。
そこを乗り越えることで、各校の逸材たちが眠っている才能を一気に開花させれば、甲子園でも必ずや大暴れしてくれるはずだ。
出典:『がっつり!甲子園2022』
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公開日:2022.07.15