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巨人/阪神など8球団注目の宮城誇南擁する浦和学院を下し13年ぶり4回目の出場決めた聖望学園に注目!埼玉地区の甲子園での戦い&夏の展望とは!?【がっつり!甲子園2022】

Text:落合初春

全国49地区 夏の大会データベース
【埼玉】

《2022年 センバツ結果》浦和学院 ベスト4

●甲子園での戦い&夏の展望
浦和学院が絶対的優勝候補!山村学園や花咲徳栄らにも注目したい

浦和学院の勢いが止まらない。センバツ4強入りを果たし、春季大会も制して県大会4季連続優勝を達成。昨春から県内公式戦25連勝中で、まさに県内無双の状態だ。「超攻撃野球」を旗印に、絶対的エース宮城誇南や捕手の高山維月、センバツ首位打者(17打数11安打、打率・647)の金田優太らU18日本代表一次候補トリオを中心にタレント揃い。関東大会も制している。今大会でも大本命、絶対的優勝候補である。もはや大阪桐蔭しか見えない状態だ。

対抗筆頭は山村学園。春季大会で準V、関東大会では4強入りを果たしている。昨夏からメキメキと頭角を現し、勢いに乗っている。

対抗の2番手はプロ注目の最速145キロ右腕・金子翔柾擁する花咲徳栄。昨夏、浦学に破れるまで5大会連続で夏の甲子園に出場。夏の勝ち方をよく知っている。その「夏力」を武器に打倒浦学を狙う。地元民のいう「春の浦学、夏の徳栄」伝説は今後も語り継がれることになるのだろうか。

もちろん、4強の常連・上尾や春日部共栄も仕上げてくるはずだし、春4強の市川越や8強の浦和実、狭山清陵、西武台にも注目したい。市立浦和や大宮東、武南や星野、早大本庄、川越東、東農大三ら16強からダークホースが現れれば、夏の埼玉大会はいっそう面白くなりそうだ。

全国49地区夏の甲子園DATABASE【関東編】

●センバツ4強に2校を送り込んだ
例年の関東は、各地区内の絶対的2強を軸に夏の大会が展開されることが多かった。たとえば神奈川の東海大相模と横浜の決勝対決は神奈川の夏を彩る風物詩だ。しかし今夏に限っては2強ではなく、頭ひとつ抜け出した大本命が存在し、「大本命とその包囲網」という構図になっている。

今夏の関東のトレンドは「大本命とその包囲網」

本命と対抗という絶対的2強が軸になる例年と違い、今夏の関東は1強が県内無双状態というところが多く、そのため対抗は不在。「大本命とその包囲網」ないしは「三つ巴」という構図になっているようだ。

茨城の大本命は明秀日立。元来の茨城4強(常総学院、土浦日大、霞ヶ浦、藤代)は今夏、明秀日立の包囲網という立ち位置だ。

栃木の大本命は、今年も県内無双の作新学院。群馬は前橋育英。健大高崎と利根商の巻き返しに期待したい。

埼玉は浦和学院。山村学園と花咲徳栄がどこまで仕上げてくるかに注目だ。

東東京は帝京に注目。関東第一、二松學舎大附とともに三つ巴。西東京は東海大菅生が本命だが、日大三、國學院久我山とともにこれも三つ巴といえそうだ。

千葉の本命は夏の勝ち方を知る木更津総合。

神奈川の本命は桐光学園。春季大会は8強で消えた神奈川の絶対的2強(東海大相模と横浜)の今後を占う大会になりそうだ。

山梨の本命はやはり山梨学院。東海大甲府と甲府城西の逆襲はあるのか。

今年の関東も熱(暑)そうだ!

出典:『がっつり!甲子園2022』

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