全国49地区 夏の大会データベース
【山口】
《2022年 センバツ結果》出場なし
●甲子園での戦い&夏の展望
らしい戦いでこの10年は全国で8勝9敗!今夏は宇部工と下関国際が候補も混戦か
ここ10年は8勝9敗、中国勢としては広島と並んで最も多い勝ち星をマークしている山口勢。なかでも印象的だったのは12年の宇部鴻城。初出場ながら初戦の富山工(富山)に0対4から逆転勝ちでまず1勝。続く佐世保実(長崎)戦では大会史上7度目の「毎回・全員安打」となる21安打で12対7の打撃戦を制して3回戦まで進出した。
18年の下関国際はエースで4番の鶴田克樹を擁し、初戦で花巻東(岩手)に勝利、2回戦で西純矢(現阪神)のいる創志学園(岡山)を5対4、3回戦では優勝候補の木更津総合(千葉)を4対1で下して初のベスト8入りを果たした。
その18年からは3回連続で初戦を突破。この流れに乗って、白星を積み上げたい夏の甲子園切符争いは春県大会優勝の宇部工と準優勝の下関国際、4強の高川学園が中心となりそうな様相だ。宇部工は試合巧者で堅守が持ち味。クレバーな投球術を誇る左腕・古賀康誠、投手としても遊撃手としても魅力の仲井慎を擁する下関国際は総合力においては宇部工以上の力がある。高校生ではトップクラスの守備力を誇る山大輝のいる高川学園も負けていない。
ほかに191センチの大型外野手・松並稜大のいる夏春県4強の西京、好投手・栢一平擁する早鞆、昨秋県準優勝の古豪・宇部商、昨秋県の3位決定戦で宇部工を撃破した岩国商のほか、光、徳山商工、防府なども実力あり。
全国49地区夏の甲子園DATABASE【中国編】
●地区34年ぶりの夏日本一へ!
中国勢で夏優勝を経験しているのは広島と山口の2県。直近は1988年の広島商業と実に33年、優勝から遠ざかっている。過去10年を見ると岡山、山口、島根がそれぞれベスト8進出1回、広島が準優勝1回も、全体的に低調な印象は拭えない。現状を打ち破るのはどこだ!
夏優勝経験は広島と山口!現状を打ち破りたい5県
この10年、古豪VS新興勢力の図式が定着し底上げ感中国一の岡山は、今春中国大会を制した創志学園、タレント揃いの岡山学芸館という2つの〝新〞、春から一気にチーム力を上げてきた古豪・岡山理大附が中心軸。
夏の甲子園勝率ランキングで全国トップクラスの広島は昨秋の明治神宮大会準優勝校・広陵が優勝候補筆頭格。これに春県準優勝の崇德、センバツで復活を印象づけた広島商はじめ呉、広島新庄、オールドファンには懐かしい呉港がどこまで食い込めるかが見どころ。
毎年のように代表校が入れ替わる群雄割拠の山口は春県大会の〝ワン(宇部工)・ツー(下関国際)〞が中心。堅守がウリの宇部工と総合力の下関国際という構図に2年連続で山口の夏を制している高川学園がストップをかけることができるか。高校野球創成期の強豪・鳥取は、県下で無双状態の鳥取城北が頭ひとつ抜けた状態。
島根は昨秋、今春の県を制した立正大淞南が筆頭も昨夏甲子園ベスト8の石見智翠館、今春中国大会で鳥取城北(鳥取)を下した益田東なども侮れず、今年もやっぱり混戦か。
出典:『がっつり!甲子園2022』
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ブラバン応援も復活で甲子園へ夏きゅん‼︎コロナ下で、対外試合や練習方式に制限を受けた世代の球児たちが最後の夏にすべてのパワー全開で一躍雄飛する!この夏の主役候補たちに大接近!代替出場のセンバツで準優勝を射止めた近江・多賀章仁監督と魂の594球エース山田陽翔、絶対王者・大阪桐蔭への雪辱を誓うドラフト候補エース・米田天翼、イチロー魂導入で春ベスト4に躍進した國學院久我山・尾崎直輝監督、甲子園を目指しユニークなチームづくりを仕上げてきた注目校もクローズアップ!最強世代の呼び声高い2年生四天王のトップ・佐々木麟太郎の凄さ、春夏連覇を目指す大阪桐蔭の強さも大分析!さらに「各県総力データ」や、歴代の「高校投手高速化分析」、「甲子園スターの現在地」など、あらゆる角度から「甲子園」を楽しみ尽くす情報が満載!高校野球ファンのあなたにぜひ手に取ってみて欲しい一冊です! !
公開日:2022.07.24