ベテランと若手の融合による相乗効果生み出す亀井義行と中島宏之
7月5日に東京ドームで行われた中日ドラゴンズとの第3戦で亀井義行は、2点を追う8回2アウト1、3塁の場面で、吉川尚輝に代わり代打で登場し、R・マルティネスの外角へのチェンジアップを打ち返すと、ショートへの詰まったゴロの間に全力疾走を見せ、中日ドラゴンズを追撃するタイムリー内野安打をもぎ取った。
このタイムリー内野安打で亀井義行は、球団史上最年長となる生え抜きでの1000安打に王手をかけた。
中島宏之は、6回ノーアウトの場面で、中日先発の梅津晃大の外角スライダーをバットの先で拾い、レフトスタンドの最前列へ飛び込む6月30日のDeNAベイスターズ戦以来、5試合ぶりとなる2号ソロホームランを放った。
開幕戦では、全力疾走で同点タイムリー内野安打もぎ取った姿も記憶に新しいが、常に全力プレーを見せてくれている。
こうしたベテラン二人がチームに貢献する為に全力プレー、全力疾走を見せてくれるからこそ、巨人の若手選手たちが自分もやってやろうという気持ちになっている。
中島宏之、亀井義行のベテラン選手の全力プレーでの鼓舞にしっかり若手が応えて勝負を決めるというサイクルがうまく機能していることが、今の巨人の強さの秘訣ではないだろうか。
公開日:2020.07.07