桑田真澄超えの開幕3戦3勝達成の戸郷翔征
7月15日にマツダスタジアムで行われた広島カープとの一戦で、6回103球、2安打4奪三振と好投見せ、リーグトップタイの3勝目を挙げた戸郷翔征。
高卒2年目以内で開幕ローテーション入りし、開幕から3戦3勝は、2戦2勝の桑田真澄を超え、2リーグ制以降では球団史上初の快挙となった。
広島打線に4回までノーヒットの投球を見せ、12得点と打線の援護もあり、6回103球を危なげなく投げ切り、開幕3連勝を飾った。
開幕3連勝と好投した戸郷翔征に対し、原辰徳監督は「ジョンソンに2回投げ勝ったのはすばらしいこと」と戸郷翔征を賞賛した。
戸郷翔征自身は、開幕前の練習試合のヒーローインタビューで今シーズンの目標を聞かれ、巨人の勝利に貢献し、1年間先発ローテを守ることと語っていた通り、昨夜も「中継ぎのためにもっと投げたかった」と偉業達成に浮れるどころか6回までしか投げられなかったことを反省した。
球団史上初の高卒2年目以内での開幕3戦3勝を達成と戸郷翔征の好調の要因は、昨シーズンの経験を自信に変え、今シーズン結果を出す覚悟を持って臨めているからではないだろうか。
昨季チームが10勝14敗1分けと唯一負け越した広島カープに対して、ジョンソン相手に2戦2勝した「コイキラー」戸郷翔征の誕生は今シーズンの巨人のリーグ優勝を大きく手繰り寄せるものになりそうだ。
公開日:2020.07.16