北村拓己の犠牲フライで白組が勝利
2月8日、7イニング制で紅白戦を行った読売ジャイアンツ。
初回に紅組が大城卓三の犠牲フライで先制したが、その裏に北村拓己の犠牲フライで白組がすぐさま同点に追いついた。
3回には、白組は菊田拡和、平間隼人、松原聖弥の3連打などで無死満塁のチャンスを作り出し、再び北村拓己のセンターへの犠牲フライで勝ち、白組が2対1で紅組を下した。
3打数2安打の活躍見せた松原聖弥
紅白戦で白組1番ライトで出場した松原聖弥は、1点を追う初回先頭打者で打席に入り、「初球が真っすぐの確率が高いかなと思って、思い切っていきました」。と話したように、高橋優貴の直球を、初球でしっかり捉え、左中間へ打球が飛ぶと、迷わず一塁を蹴って二塁へ到達した。
3回ノーアウト1、2塁の場面では横川凱からライト前ヒットを放ち、ノーアウト満塁のチャンスを作り出すなど、今キャンプ初実戦で3打数2安打の結果を残し、輝きを放った。
昨シーズンは夏場以降スタメンに定着し、86試合で打率.263、3本塁打、19打点の活躍を見せ、ライトのレギュラー奪取へ足がかりをつくった。
しかし、今シーズンは新助っ人外国人テームズとDeNAベイスターズから梶谷隆幸が巨人にやってきた為、レギュラーの保証はどこにもない。
この状況に松原聖弥は、「『やってやるぞ』という気持ちのほうが強い。最初は『うわぁ…』と思ったんですが、そんなこと言っててもしょうがない。『やってやるぞ』『楽しみだな』という気持ち。目標はレギュラーです」と、強力なライバルの加入にモチベーションを高めている。
テームズや梶谷隆幸が霞むほどの活躍を見せ、開幕スタメンの座を奪うことができるか注目だ。
公開日:2021.02.10