5回1/3、3失点で降板のサンチェス
3月16日、読売ジャイアンツはバンテリンドームで中日ドラゴンズとのオープン戦を行った。
先発登板した先発3本柱の一角として期待のエンジェル・サンチェスは、初回を三者凡退と好スタートを切ったが、2回に木下拓哉に投じた内角高めの147キロのストレートを力強く捉えられ、レフトスタンドへ2ランホームランを浴びるなど、その後も毎回走者を出し、6回1アウト二塁としたところで降板となった。
5回1/3、3失点で降板したサンチェスは「シーズンを想定して今日の試合は臨みました。反省するところはして、次の試合でまたいいものを出せるように調整したい」。と前向きな姿勢で投球内容を反省した。
チーム唯一の打点稼いだ丸佳浩
「5番・中堅」で先発出場した丸佳浩は、天敵・大野雄大からチーム唯一となるタイムリーヒットを放ち、打撃好調ぶりを示した。
中日ドラゴンズ先発の大野雄大の前に巨人打線は3回までいずれもランナーを出すも無得点に終わっていた。
ランナーを出すも、点が奪えずにいた4回、2点を追う巨人は、岡本和真がレフトへのツーベースヒットを放ち、1アウトながらチャンスを作ると、続く丸佳浩が大野雄大の143キロのストレートをライト前へ弾き返し、オープン戦2打点目となる得点をもぎ取った。
チーム唯一の打点を稼いだ丸佳浩は「打ったのは真っすぐです。甘く入ってきた球を、しっかり打つことができた。追い込まれながらも何とか粘れましたね!」と粘りながらも、大野雄大の球を捉えられたことを良しとした。
丸佳浩は2020年沢村賞左腕・大野雄大との昨季の対戦成績で15打数1安打と苦しめられ、チームも昨季の対戦成績は2勝2敗ながら、防御率1.35にまで抑え込まれていた。
その大野雄大から「オカ・マル」の連打で得点を奪えたことは巨人にとって大きな収穫となった。
この試合を終えて、オープン戦打率.348と打撃好調の丸佳浩が開幕まで調子を維持し、スタートダッシュを切ることができるのか注目だ。
公開日:2021.03.17