14日ぶりの実戦登板果たした井納翔一
3月24日、巨人2軍はカーミニークでイースタン・リーグの西武ライオンズ戦を行った。
先発は、15日に頭部裂傷のけがを負い、17日の中日ドラゴンズ戦の登板を回避し、実戦は10日の春季教育リーグ・DeNAベイスターズ戦以来14日ぶりとなった井納翔一が上がった。
初回1アウト1、3塁から佐藤龍世にレフトへの犠牲フライを許し、先制点を献上すると、同点で迎えた3回には愛斗にバックスクリーンへのソロホームランを放たれ、勝ち越しを許した。
それでも5回で球数は57球とテンポ良く打者を打ち取り、最速は145キロをマークした井納翔一は「プレイボールの初球を打たれてから冷静にならないといけませんでした。しっかりと落ち着いていかないとなりませんでした。それ以降はキャッチャーの配球に応える投球ができたと思います。もう一度しっかりと準備して開幕を迎えたいです」。と開幕へ向け更なる準備を進める。
開幕ローテ6番手当確の高橋優貴
開幕ローテ最後の人枠を争う高橋優貴が、6回から2番手で登板し、3回44球6奪三振の好投を見せた。
マウンドに上がった6回は愛斗と佐藤龍世から三振を奪うなど3者凡退で最高のスタートを切ると、7回と8回も2つずつ三振を奪い、3回44球6奪三振とパーフェクトピッチングを披露した。
3回6奪三振と完璧な投球を見せた高橋優貴は「この試合も大事な試合ですけど、まだシーズンが始まったわけではないので。これから始まるので、しっかりとそこに向けて準備できたらなと思います」。と開幕へ向け、気を引き締めた。
3回44球6奪三振という高橋優貴の最高の結果を東京ドームで伝え聞いた宮本投手チーフコーチは「今の状態でいうと当確になってきますね」。と開幕ローテ入りを明言した。
宮本投手チーフコーチが高橋優貴が完璧な投球をしたと原監督に伝えると「おお、いいね!」と開幕ローテ6番手の確定に喜びの表情を見せた。
公開日:2021.03.25