19試合連続安打放ったウィーラー
5月14日に東京ドームで行われた阪神タイガース戦に、「2番・左翼」で先発出場したゼラス・ウィーラーは3打数1安打1四球と自身最長の連続試合安打記録を「19」に更新するヒットを放った。
3回1アウト1塁の場面で打席に立ったウィーラーは、阪神タイガース先発の青柳晃洋の初球142キロのストレートをライト前に弾き返し、岡本和真の先制となる犠牲フライを呼び込む19試合連続安打を放った。
さらに、岡本和真のレフトへの犠牲フライで三塁走者の梶谷隆幸がタッチアップし、梅野隆太郎のタッチと梶谷隆幸の足のどちらが先か間一髪のタイミングとなり、梅野隆太郎が球審にアウトをアピールしている間に、二塁にいたウィーラーがすかさず三塁に滑り込み、ステルス走塁を成功させた。
打撃に加え、走塁でも素晴らしい働きを見せるウィーラーは3月30日の中日ドラゴンズ戦で3安打すると、以降の全試合でヒットを放ち続け、現在19試合連続安打を記録している。
これまで楽天イーグルス時代に13試合連続安打を2016年、2017年と2年連続2度記録しており、19試合連続安打は自己最多を更新中だ。
巨人の連続試合安打球団記録は、1976年に張本勲が記録した30試合連続安打、日本記録は1979年に広島カープの高橋慶彦が記録した33試合連続安打でどちらも30試合という大台を超えている。
新型コロナによる離脱もあったが、今シーズンここまで21試合、79打数36安打、打率.456と打撃好調を維持しているウィーラーが球団記録張本勲、日本記録の高橋慶彦にどこまで迫ることができるか注目だ。
公開日:2021.05.15