今シーズン初ヒットを狙う小林誠司
6月3日に行われた東京ドームで行われた西武ライオンズ戦に、8回、スタメン出場した炭谷銀仁朗に代打スモークが告げられ、9回の守備から登場した小林誠司は4月3日のヤクルトスワローズ戦以来となる1軍出場を果たした。
開幕直後の4月7日に1軍の出場選手登録を抹消された小林誠司はファームで約2カ月間調整を重ね、2軍戦では24試合に出場し、61打数7安打、打率.115だったが、6月1日の西武ライオンズ戦で9回に登板し、3点リードを守り切れなかったデラロサに代わり、1軍昇格となった。
この試合で、今シーズンは1軍で7試合に出場するも、スタメン出場はなく、打席に立ったのは3月28日のDeNAベイスターズ戦で犠打を決めた1度だけで、今シーズンは未だヒットを放っておらず、昨年10月8日のDeNAベイスターズ戦で1安打を放って以来快音を響かせていない。
今シーズン初のスタメン出場を果たし、今シーズン初ヒットを早く達成したい小林誠司だが、小林誠司の1軍昇格により、炭谷銀仁朗、大城卓三、岸田行倫と捕手4人体制となり、スタメン奪取は困難を極める。
この試合スタメンマスクを被った炭谷銀仁朗は古巣西武ライオンズから2ランホームランを放ち、原監督から「いいですね、非常に」。と絶賛されるなど、開幕スタメンの機会を増やしている。
捕手4人体制で競争が激化する中で、小林誠司が輝きを放ち、スタメン出場の機会を掴み、今シーズン初スタメン、初ヒットを披露してくれる日が待ち望まれる。
公開日:2021.06.04