打撃不振で2軍降格の丸佳浩
6月4日に行われた東京ドームで行われた日本ハムファイターズ戦に、「6番・中堅」で先発出場した丸佳浩は3打数ノーヒットと不調からの脱却は適わず、2軍に合流することが決まった。
初回1アウト2、3塁のチャンスの場面で打席に立った丸佳浩は、日本ハムファイターズ先発の池田隆英の4球目126キロのチェンジアップを捉えられず、空振り三振に倒れると、6回には日本ハムファイターズ2番手・河野竜生の5球目147キロのストレートを見逃し三振で打ち取られ、3打数ノーヒット2三振と精彩を欠いた。
不振でのファーム再調整は、巨人移籍後初となった丸佳浩は、開幕直後の4月4日に新型コロナウイルスの陽性判定を受けて離脱し、23日に1軍に復帰したものの、安定した打撃を見せられず、交流戦に入っても不調は続き、この試合を終えて打率.188、本塁打、打点ともなしと復調の気配を見せることができなかった。
丸佳浩に代わり1軍昇格決めた立岡宗一郎
打撃不振で4日に2軍に合流することが決まった丸佳浩に代わり、立岡宗一郎が5日から1軍に昇格することとなった。
立岡宗一郎は今シーズン4月4日のヤクルトスワローズ戦で、試合前に新型コロナウイルス陽性が判明したウィーラーの代役を託され、1軍昇格即緊急スタメン出場を果たし、2回2アウト満塁のピンチの場面で、あわやレフト前タイムリーヒットの打球をダイビングキャッチで捕球しチームの大ピンチを救っていた。
しかし、今シーズン外野のスタメンは同じ左打ちの松原聖弥や重信慎之介が起用されることが多く、先発出場したのはこの1試合のみで、今シーズンは13試合の1軍出場で打率.200と打撃で結果を残せず、コロナ離脱組の1軍復帰にともない4月23日に2軍に降格していた。
2軍降格後は2軍で試合に出続け、7試合連続安打を記録するなど、打撃に磨きをかけ、1軍昇格の機会を伺っていた。
待ちに待った1軍昇格のチャンスを掴んだ立岡宗一郎が、好投手との対戦が続くセ・パ交流戦でどのような活躍を見せるのか注目だ。
公開日:2021.06.05