サヨナラタイムリー二塁打放った八百坂卓丸
7月5日に行われたイースタン・リーグの楽天イーグルス戦に、9回の守備から出場した八百坂卓丸は、1打数1安打2打点とサヨナラタイムリーツーベースヒットを放ち、巨人を勝利に導いた。
9回、2アウト1、3塁の場面で打席に立った八百坂卓丸は、楽天イーグルス5番手・池田駿の対戦で3球目カットボールがワンバウンドし、暴投となった隙を見て、1塁ランナーの中山礼都がすかさず2塁へ進塁し、2アウト2、3塁となった場面で、池田駿の7球目144キロのストレートをレフトへ弾き返し、サヨナラタイムリーツーベースヒットを放った。
6月に入り、代打や守備での途中交代から出場が多くなっていた八百坂卓丸が、サヨナラタイムリーツーベースヒットを放ち、1軍昇格候補に原監督が急浮上させた。
八百坂卓丸は、聖光学院高校から2014年育成ドラフト1位で楽天イーグルスに入団し、2017年に支配下登録され、2018年には1軍で27試合に出場したが、2019年は1軍出場がなく戦力外通告を受け、2019年12月に巨人と育成選手契約を結び、昨シーズンは2軍で70試合に出場し、リーグ5位の打率.313、8本塁打をマークし、今シーズンの春キャンプ期間中の2月16日に支配下登録された崖っぷちから這い上がりを見せる選手だ。
首位・阪神タイガースを猛追し、リーグ後半戦を前に一気にゲーム差1.5まで縮めた巨人の勢いをさらに加速させるべく八百坂卓丸が1軍初昇格を目指す。
八百坂卓丸が1軍初昇格を掴み、2軍で見せる勝負に強いバッティングを披露し、巨人の逆転優勝に貢献できるか注目だ。
公開日:2021.07.06