25試合連続無失点のビエイラ
8月15日に東京ドームで行われた中日ドラゴンズ戦に、読売ジャイアンツ5番手デラロサに代わり、6番手でマウンドに上がったビエイラは、1回を8球で無安打無失点1奪三振と25試合連続無失点を記録し、巨人の3連勝に大きく貢献した。
9回、巨人5番手デラロサに代わり、6番手でマウンドに上がったビエイラは、先頭打者の福留孝介をサードフライ、高橋周平をファーストゴロ、代打の木下拓哉を空振り三振に切って取り、わずか8球で試合を締めくくり、25試合連続無失点を記録した。
わずか8球で試合を締めくくり、25試合連続無失点を記録したビエイラは、ジャイアンツファンズ、いつもありがとうね。と、感謝の気持ちを口にした。
ビエイラは、5月3日の広島カープ戦から25試合連続無失点をきろくしており、2リーグ制後、巨人の連続試合無失点記録は、2012年の高木京介が29試合で第1位、2012年の西村健太朗が28試合でで第2位、そしてこの試合を無失点で切り抜けたビエイラが25試合で単独3位となった。
外国人投手で25試合以上続けたのは、2011年に31試合連続無失点を記録したソフトバンクホークスのファルケンボーグに次いで史上2人目の快挙だ。
ビエイラの活躍に、原監督はリーグ前半戦は制球難に苦しみ、投手コーチと私と課題を確認しながら、何度もファームに行ってもらったが、常に明るく受け止め、前向きにファームに行ってくれた。
その結果が今、ワンランク、ツーランクとレベルアップに繋がり、25試合連続無失点という大記録となっている。
13日の中日ドラゴンズ戦では、9回に登板し、日本史上最速となる166キロをマークし、2016年のパ・リーグクライマックスシリーズファイナルステージ第5戦での日本ハムファイターズ時代に記録した現エンゼルスの大谷翔平と、今シーズン6月20日のDeNAベイスターズ戦で広島カープのロベルト・コルニエルがマークした165キロを更新していた。
ポテンシャルを買ってシーズンから加入したビエイラが、今シーズン前半戦は制球難に苦しんだが、練習熱心で才能を開花させ、日本史上最速となる166キロをマークし、25試合連続無失点を継続している。
若干28歳とまだまだ発展途上中のビエイラが、今シーズンさらなる記録更新をみせてくれそうだ。
公開日:2021.08.16