圧巻の三者連続三振披露した高梨雄平
8月18日に松山中央公園野球場で行われたヤクルトスワローズ戦に、読売ジャイアンツ3番手・畠世周に代わり、4番手でマウンドに上がった高梨雄平は、1回を17球で無安打無失点3奪三振と、圧巻の3者連続三振で2試合連続無失点を記録し、巨人の勝利に大きく貢献した。
中島宏之の逆転2点タイムリーヒットで1点をリードし迎えた7回、巨人3番手・畠世周に代わり、4番手でマウンドに上がった高梨雄平は、石山泰稚の代打で先頭打者で打席に立った内川聖一から見逃しの三振を奪うと、続く塩見泰隆、青木宣親を空振り三振に切って取り、ヤクルト打線に反撃の狼煙を上げさせない圧巻の三者連続三振を披露し、2試合連続無失点を記録した。
圧巻の三者連続三振を披露し、2試合連続無失点を記録した高梨雄平は、力強く投げられたストレートの手応えに納得の表情を見せた。
高梨雄平は、リーグ後半戦2度の二桁連続無失点記録を継続し、防御率0.50と抜群の安定感を誇っていたが、交流戦最終戦となった6月13日の千葉ロッテマリーンズ戦で1失点すると、リーグ戦再開後も立て続けに失点し、リーグ前半戦最終戦となった7月14日のヤクルトスワローズ戦で3失点を喫し、防御率3.22まで悪化していた。
しかし、オリンピックブレイクでしっかりと調整を重ね、万全の状態でスタートを切ったリーグ後半戦では、ストレートの強さ、変化球のキレを取り戻し、圧巻の3者連続三振で2試合連続無失点を記録した。
高梨雄平のリーグ後半戦での立ち直りに、原監督も絶賛している。
ストレートの強さと変化球のキレを取り戻した高梨雄平が、再び連続無失点記録をどこまで積み上げてくれるのか注目だ。
公開日:2021.08.19