4打数無安打も大器の片鱗見せたハイネマン
9月7日に行われたイースタン・リーグの日本ハムファイターズ戦に、8月21日に来日後、2週間の隔離期間を経て、5日に2軍に合流した巨人の新外国人、スコット・ハイネマンが「2番・右翼」でスタメン出場し、4打数無安打に終わったが、約2カ月ぶりの実戦ながら、大器の片鱗を見せた。
初回1アウト走者なしの場面で打席に立ったハイネマンは、日本ハムファイターズ先発の吉田輝星から8球粘るも、9球目
146キロのストレートに空振り三振に倒れ、続く4回先頭打者で打席に立つと、またしても吉田輝星からボール球を見極め、6球粘るも、最後はフォークで空振り三振に切られ、7回も先頭打者で三度の対峙でついに吉田輝星の初球127キロのカットボールを捉えるも、レフトフェンスギリギリまで運んだが、惜しくも特大のレフトフライに倒れ、9回の最終打席では福田俊の4球目スライダーをライトフライで、約2カ月ぶりの実戦は4打数無安打に終わった。
約2カ月ぶりの実戦を4打数無安打で終えたハイネマンは、1試合出場できたので良かった。ただ、スイングは打ち損じが多く、2ヶ月ぶりくらいの実戦で粗い部分もあったと振り返り、1試合で課題を見つけられ、いい1日を過ごせたと語った。
スコット・ハイネマンは、米3Aで通算166試合に出場し、打率.340と高い数字を残し、走攻守3拍子揃った高い身体能力を兼ね備えるアベレージヒッターだ。
原監督は、丸佳浩の打撃不振もあり、早々に1軍に昇格させたいと考えており、10日の中日ドラゴンズ戦で1軍に合流するプランが浮上している。
10日1軍に昇格するため、残り2試合でどれだけハイネマンが自分のバッティングを取り戻し、結果を残せるかが重要となってくる。
急ピッチで状態を上げることを求められているハイネマンは、経験を積むことによって1打席1打席情報を収集しながら覚えていくことが大事だと思うと、日本の野球を1打席を大切に調整を行う心づもりだ。
首位阪神追撃へ「最後の砦」と原監督が期待するハイネマンが、残り2試合でしっかりと結果を残し、1軍でどのような活躍を披露するのか注目だ。
公開日:2021.09.08