来日8打席目で初ヒット放ったハイネマン
9月10日に行われたイースタン・リーグの千葉ロッテマリーンズ戦に、8月21日に来日後、2週間の隔離期間を経て、5日に2軍に合流した巨人の新外国人、スコット・ハイネマンが「2番・中堅」でスタメン出場し、3打数1安打1四球と、来日8打席目で初ヒットを放つなど、2出塁の活躍で、11日からの中日ドラゴンズ戦での1軍合流を決めた。
第1打席は「空振り三振」、第2打席は「四球」と無安打で迎えた7回ノーアウト1塁の場面で打席に立ったハイネマンは、千葉ロッテマリーンズ先発の岩下大輝の7球目133キロのフォークをを捉え、三遊間をあっという間に破る鋭いヒットを放ち、来日8打席目で初ヒットを記録した。
来日8打席目で初ヒットを記録したハイネマンは、塁上で両手をパンと叩いて喜び、代走重信慎之介と交代し、味方ナインからの祝福に応えながら、ベンチに下がった。
スコット・ハイネマンは、米3Aで通算166試合に出場し、打率.340と高い数字を残し、走攻守3拍子揃った高い身体能力を兼ね備えるアベレージヒッターだ。
原監督は、丸佳浩の打撃不振もあり、早々に1軍に昇格させたいと考えており、10日の中日ドラゴンズ戦から1軍に合流するプランを考えていたが、9日の日本ハムファイターズ戦が雨天中止となったことを受け、10日での昇格を見送り、実戦経験を積むためにファームでの試合に出場していた。
10日の中日ドラゴンズ戦前にハイネマンの3打数1安打1四球という活躍の報告を受けた原監督は、明日一応合流させると、11日の中日ドラゴンズ戦の試合前練習で1軍に合流させることを明言した。
11日の中日ドラゴンズ戦の試合前練習でコンディションを確認した上で、即昇格、即起用の可能性もある。
首位阪神追撃へ「最後の砦」と原監督が期待するハイネマンが、1軍合流即デビューを華々しく飾り、5連敗中の巨人の重苦しい空気を吹き飛ばせるか注目だ。
公開日:2021.09.11