5戦4発と打撃爆発の中田翔
9月16日に行われたイースタン・リーグの楽天イーグルス戦に、「4番・DH」で先発出場した中田翔は、4打数3安打3打点2HRと、2打席連続ホームランを放ち、最短での1軍復帰へ大きなアピールをした。
初回2アウト走者なしの場面で打席に立った中田翔は、楽天イーグルス先発の涌井秀章の4球目145キロのストレートをレフトへ運ぶと、3回1アウト1塁の場面で、再び涌井秀章の5球目131キロのスライダーを捉え、2試合連続となる2ランホームランを放ち、5回先頭打者で打席に立つと、楽天イーグルス2番手・内間拓馬の6球目144キロのストレートを弾き返し、バックスクリーン左奧へと消えていくソロホームランを放ち、2打席連ホームランを記録した。
スタンドからはどよめきが起こるほどの特大ホームランを放った中田翔だが、表情変えずにダイヤモンドを一周した。
13日には不振で苦しむ大砲を気にかけ、長嶋茂雄終身名誉監督が球場にサプライズ訪問し、中田翔はマンツーマンで打撃指導を受け、長嶋茂雄終身名誉監督から心配いらないねと、太鼓判を押されていた。
その効果もあり、11日に2軍降格してから5試合に出場し、18打数11安打、打率.611、4本塁打、13打点と打撃が爆発している。
阿部2軍監督も、元々持っている力がやっと蘇ってきた感じと、評価し、原監督にも中田翔の状態を伝え、最短21日の1軍復帰に原監督も意欲を示している。
シーズン30本塁打を打てる実力を持つ中田翔が、本来の姿を取り戻し、1軍で躍動することになると、セ・リーグの優勝争いはシーズン最後までもつれ込む大混戦になりそうだ。
中田翔が最短21日の1軍復帰するために、ここからどれほどの実力を示せるのか注目だ。
公開日:2021.09.17