27戦連続Hでラミレスに並ぶ歴代2位に浮上した松原聖弥
10月13日に東京ドームで行われた阪神タイガース戦に、「1番・右翼」で先発出場した松原聖弥は、5打数1安打1打点と27試合連続安打を記録し、2008年のラミレスに並ぶ歴代2位に浮上した。
初回、先頭打者で打席に立った松原聖弥は、阪神タイガース先発の西勇輝の3球目133キロのスライダーをライト線へ弾き返すツーベースヒットを放ち、2008年にラミレスが記録した27試合連続安打を記録し、巨人の連続試合安打記録歴代2位に浮上した。
松原聖弥の連続安打記録は、9月11日の中日ドラゴンズ戦から、27試合連続で継続されている。
節目となった20試合連続連続安打で、育成出身ではプロ野球史上初の偉業達成となった松原聖弥が、27試合連続安打で歴代2位に並び、ついに1976年に30試合連続安打を記録し、歴代1位の張本勲の背中をはっきりと捉えた。
どこまで記録を伸ばすことができるか注目が集まる松原聖弥だが、9月17日のヤクルトスワローズ戦で9回、大下佑馬から今季10号となるソロホームランをライトスタンドに突き刺し、セ・リーグの育成出身選手では初となる2ケタ本塁打を記録したばかりだ。
育成出身選手での快挙をすでに今シーズン2つ打ち立てていた松原聖弥が、もう一つ大きな偉業を達成した。
それは、巨人の育成ドラフト出身野手で史上初となる規定打席到達の達成だ。
この試合、5打席に立った松原聖弥は今シーズン445打席とし、規定打席クリアが確定し、巨人では元祖・育成の星である現2軍野手総合コーチの松本哲也を含め、到達したことがない育成出身での規定打席到達を達成した。
規定打席到達が今シーズンの大きな目標だった松原聖弥は、目標にしていた数字だったので、到達できたことはうれしいと、納得の表情を見せた。
20試合連続連続安打、セ・リーグの育成出身選手初となる2ケタ本塁打、巨人史上初の育成出身での規定打席到達と3つの偉業を達成した松原聖弥が、歴代1位の座を奪う30試合連続安打を超えることができるのか注目だ。
公開日:2021.10.14