阪神の流れ切るタイムリー内野安打放ったウィーラー
4月3日に東京ドームで行われた阪神タイガース戦に、読売ジャイアンツ先発の赤星優志に代わり、7回に代打で出場したゼラス・ウィーラーは、1打数1安打1打点と、阪神タイガースの流れを切るタイムリー内野安打放ち、巨人の6連勝に貢献した。
読売ジャイアンツが3点リードで迎えた7回、阪神タイガース4番手・アルカンタラから岡本和真、丸佳浩が四球を選んで2アウト1、2塁となった場面で、小林誠司が今シーズン2安打目となるセンター前ヒットで満塁に好機を拡大。2アウト満塁のチャンスの場面で、読売ジャイアンツ先発の赤星優志に代わり、代打で打席に立ったウィーラーは、アルカンタラの5球目151キロのストレートをショートに転がすと、打球を処理した中野拓夢が2塁へ送球するも、間一髪のタイミングで小林誠司がセーフとなり、ウィーラーの当たりがタイムリー内野安打となった。
小林誠司の好走塁とウィーラーで、満塁のチャンスをものにすると、続く吉川尚輝が打った打球がレフトへ高く上がり、前進してきた糸井嘉男が一歩及ばず、レフト前にポトリと落ちる間に満塁の走者がすべて本塁生還を果たし、この回一挙4点の追加点が入った。
7回のビッグイニングについて原監督は、小林誠司がいい走塁をしたと絶賛した。
中田翔の初回に放った満塁ホームランから始まったこの試合、巨人の楽勝ムードで行くのかと思われたが、6回に糸井嘉男が赤星優志から反撃の2号2ランホームランを放ち、空気が一変。だが、7回の小林誠司の好走塁とウィーラーのタイムリー内野安打から生まれた吉川尚輝の走者一掃のタイムリーツーベースヒットで阪神の猛攻を寄せ付けなかった。
簡単ではない試合を勝ちきり、6連勝と波に乗る巨人が連勝記録をどこまで伸ばせるのか注目だ。
公開日:2022.04.04