価値ある四球選んだ中島宏之
5月14日に東京ドームで行われた中日ドラゴンズ戦に、湯浅大の代打で途中出場した中島宏之は、0打数0安打1打点1四球と5回まで無失点に抑えていた高橋宏斗を引きずり下ろす価値ある四球を選び、巨人の勝利に貢献した。
ポランコのタイムリーツーベースヒットで1点を取り返した6回、2アウト満塁のチャンスの場面で、湯浅大の代打で打席に立った中島宏之は、中日ドラゴンズ先発の高橋宏斗の5球目138キロのカットボールを見切り、押し出しのフォアボールを奪った。
4点ビハインドで、2アウトとされながらも満塁のチャンスで、ここが勝負所と呼んだ原監督は、絶大な信頼を寄せる得点圏打率.375の勝負に強い中島宏之を送り込む。見事、中島宏之は原監督の起用に応える押し出しのフォアボールを奪い、5回まで無失点と巨人打線を苦しめていた高橋宏斗を引きずり下ろした。
中島宏之の押し出しのフォアボールで、高橋宏斗を引きずり下ろせたことで、高橋宏斗の前に無安打だった中田翔が、7回に祖父江大輔から4号逆転満塁ホームランを放つことが出来た。
坂本勇人、吉川尚輝の離脱で、5連敗と苦しんでいた巨人を3連勝に導いたのは、中島宏之の勝負所での勝負強さにあると言っても過言ではない。
今シーズンでの2000本安打達成が期待される中島宏之には、更なる活躍を願いたい。
公開日:2022.05.15