中島宏之のサヨナラ打呼び込む貴重なヒット放ったウォーカー
5月17日に宇都宮市清原球場で行われた広島カープ戦に、「2番・左翼」で先発出場したアダム・ウォーカーは、4打数1安打と中島宏之のサヨナラ打を呼び込む貴重なヒットを放ち、巨人の勝利に貢献した。
2点を追いかける9回、先頭打者で打席に立ったウォーカーは、広島カープ先発の遠藤淳志の2球目ストレートをライトへ運び、ノーアウトのランナーとして出塁。ポランコのタイムリーヒット、中島宏之の2点タイムリーサヨナラヒットを呼び込んだ。
ウォーカーはメジャー経験のない30歳で、アメリカでは3Aと独立リーグでのプレー経験しかなかったが、2020年&2021年に2年連続で独立リーグMVPに輝き、巨人のスカウトの目に留まり、巨人入りを果たした。
メジャーでの実績がないこともあり、年棒も3400万円と、ポランコの2億4000万円と比較して7分の1と、助っ人外国人としては破格の安さだ。
しかし、いざ開幕し、試合に出てみれば、守備はお粗末な部分はあるものの、あれよああれよとヒットにホームランをかっ飛ばし、出場した39試合で打率.292、7本塁打、17打点の成績と打撃で結果を残し、巨人のスタメン常連にまで上り詰めた。
ウォーカーの素晴らしい所は、打撃だけに満足せず、巨人ファンから心配されている守備も、試合前に亀井外野守備兼走塁コーチからマンツーマン指導を受け、熱心に練習に取り組んでいる所だ。
原監督もこの真面目さを評価しており、いつか神様もほほ笑むと思うと更なる成長を期待している。
30歳とまだまだ成長できる余地があるウォーカーがこのまま成長を続け、日本を代表する助っ人外国人となってくれることを期待したい。
公開日:2022.05.18