V打含む2安打4打点の大暴れの広岡大志
5月22日に岩国の絆スタジアムで行われたイースタン・リーグの広島カープ戦に、「9番・遊撃」で先発出場した広岡大志は、4打数2安打4打点。決勝の2点タイムリースリーベースヒットなど、2度のチャンスをものにし、1軍昇格へアピールした。
秋広優人がタイムリーツーベースヒットを放ち、1点を取り返した7回、2アウト2、3塁のチャンスの場面で打席に立った広岡大志は、広島カープ2番手のアドゥワ誠の3球目ストレートを捉え、左中間へ2点タイムリーヒットを放つ。この一打が巨人打線に火をつけ、松原聖弥の同点タイムリーヒットを呼び込み、一挙5点の猛攻に繋がった。
さらに、8回2アウト1、2塁のチャンスの場面で、広島カープ4番手・一岡竜司の3球目ストレートを左中間へ弾き返し、勝ち越しのタイムリースリーベースヒットを放ち、巨人を勝利に導いた。
広岡大志は、坂本勇人不在の中、代役として期待され、出場機会を増やしていたが、27試合出場で5失策と守備でミスが目立ち、15日に登録を抹消されていた。
1軍では代わって出場機会を増やしている中山礼都が、そつなくこなす守備とここぞの場面でヒットを放ち、原監督の信頼を勝ち取り、坂本勇人の代役として、ショートで試合に出続けている。
俊足で逆方向のライトにホームランが打てるスケールの大きさは、岡本和真級の逸材と言われる広岡大志だけに、このまま中山礼都に負けている場合ではない。
広岡大志には、2軍でしっかりと結果を残し、最短で1軍に復帰し、中山礼都以上の存在感を放つ活躍を期待したい。
公開日:2022.05.23