サヨナラ適時打含む4安打5打点の大暴れを披露した北村拓己
5月29日にスリーボンドスタジアム八王子で行われたイースタン・リーグの楽天イーグルス戦に、「6番・二塁」で先発出場した北村拓己は、5打数4安打5打点と、サヨナラタイムリーヒットを含む4安打5打点の大暴れを披露し、1軍昇格へアピールした。
3点を先制された初回、2アウト満塁のチャンスの場面で打席に立った北村拓己は、楽天イーグルス先発の王彦程の4球目144キロのストレートをライトへ運び、2点タイムリーヒットを放つと、6回2アウト走者なしの場面では、楽天イーグルス2番手・寺岡寛治の4球目146キロのストレートをライトへ弾き返すツーベースヒットでマルチヒットを記録。
さらに、8回ノーアウト満塁のチャンスの場面で、楽天イーグルス4番手・内間拓馬の4球目138キロのツーシームをレフトへ運ぶ2点タイムリーツーベースヒットを放ち、3安打猛打賞を記録した。
最後は、9回1アウト2塁とサヨナラのチャンスの場面で、楽天イーグルス6番手・宮森智志の2球目147キロのストレートをレフトへ弾き返し、サヨナラタイムリーヒットで、4安打5打点の大暴れの幕を閉じた。
坂本勇人不在の中、代役として期待され出場機会を増やしていた広岡大志が、27試合出場で5失策と守備でミスが目立ち、15日に登録を抹消された。北村拓己にもチャンスが回ってくるかという所で、中山礼都がそつなくこなす守備とここぞの場面でヒットを放ち、原監督の信頼を勝ち取った。結果として、坂本勇人の代役としてのショートでの出場機会を奪われた北村拓己は、25日に出場選手登録を抹消され、2軍に合流していた。
巨人に入団してからは、ショートでの出場機会はほとんどない北村拓己だが、坂本勇人の後釜候補として、中山礼都と広岡大志に負けじと、十分ショートをこなす実力は持ち合わせている。
4安打5打点の大暴れで1軍復帰をアピールした北村拓己は、こういう打撃を次は東京ドームでしたいと、気合いを入れた。
北村拓己には、打撃好調を維持し、早期1軍復帰を果たし、中山礼都からポジションを奪うほどの大暴れの活躍を1軍の舞台で披露してもらいたい。
公開日:2022.05.31