驚異的な回復見せる山崎伊織
2月20日、巨人春季キャンプにて、コンディション調整に専念するため、5日から2軍に合流していた山崎伊織がブルペンで、今キャンプ自身最多の96球を投げ込み、順調な回復ぶりをアピールした。
2軍合流後、4度目のブルペン入りとなった山崎伊織は、力強いストレートとキレのあるスライダーをテンポ良く喜多隆介のミットに投げ込む。途中から加藤2軍バッテリーコーチが打席に立つと、クイックなども交えた実戦を想定した投球を披露した。
自分の投げた感覚とボールの軌道が合っていたかを確認する為、投球の軌道を精密に計測する機器『トラックマン』を用い、シュートやスライダーの精度を数値でチェックした山崎伊織は、キレや制球に気を配りたいと意気込んだ。
現在のコンディションついても、2軍合流時は大幅な調整遅れも懸念されたが、驚異的な回復を示し、開幕ローテーション争いへの参戦が現実味を帯びてきた。
現状の巨人の先発ローテーションは、菅野智之、戸郷翔征、グリフィン、ビーディが原監督の構想にあり、先発5、6番手を井上温大、赤星優志らと争うことになる。
昨シーズン5勝を挙げた山崎伊織には、原監督も将来のエース候補として今シーズンさらなる飛躍を期待している。
山崎伊織が原監督の期待に応える投球を見せ、巨人の開幕先発ローテーション入りを果たすことができるのか注目だ。
公開日:2023.02.22