開幕ローテーション入りへ一歩前進した山崎伊織
3月5日、教育リーグの西武ライオンズ戦に、読売ジャイアンツ先発としてマウンドに上がった山崎伊織は、2回1安打1失点。高木渉にホームランを許したものの、それ以外はヒットを許さない好投で、今シーズン初登板、初先発を終え、開幕ローテーション入りへ一歩前進した。
初回2アウト走者なしの場面、うまく指にかからなかった高めの142kmストレートを高木渉に捉えられ、右中間へのソロホームランを許した山崎伊織だったが、その後は崩れることなく、最速146kmのストレートにスライダーやカーブを交え、テンポのいい投球で1本もヒットを許さず、2回を最少失点に抑えた。
コンディション不良のため、宮崎キャンプ第1クール中の2月5日から2軍調整となっていた山崎伊織だが、27日には初の実戦形式となるシート打撃にも登板するなど順調に回復し、実戦復帰までこぎつけ、開幕ローテーション入りに間に合う所まで戻してきた。
巨人の先発ローテーションの現状は、菅野智之、戸郷翔征、グリフィン、ビーディがほぼ当確で、残る2枠を横川凱、赤星優志らと争っているが、井上温大が左肘の違和感でファームで再調整となり、山崎伊織にもまだチャンスが十分にある。
ここからさらに状態を上げ、1軍再昇格を果たし、原監督が期待する投球を見せ、山崎伊織には開幕ローテーション入りへ滑り込んでもらいたい。
公開日:2023.03.07