京本真が5回無失点3奪三振の好投で5勝目
9月20日、ジャイアンツ球場で行なわれたイースタン・リーグの楽天イーグルス戦に、読売ジャイアンツの先発としてマウンドに上がった京本真は、5回を84球で4安打無失点3奪三振2四球。5回無失点3奪三振の好投で、今オフでの支配下登録へアピールした。
初回は黒川史陽にヒットを許すも無失点で切り抜け、2回も平良竜哉にエンタイトルツーベースを許し、2アウトながら得点圏にランナーを背負うも、和田恋を3球三振に打ち取り、無失点。3回は先頭打者の入江大樹、続く渡邊佳明に連続ヒットを許し、ノーアウト1、2塁のピンチを背負うも、堀内謙伍をレフトフライ、黒川史陽をダブルプレーに抑え、難を逃れた。
4回も横尾俊建、正隨優弥にフォアボールを許し、2アウト2、3塁のピンチに拡大するも、茂木栄五郎をセンターフライに抑え、無失点で切り抜けた。最後は5回を三者凡退に抑え、5回無失点3奪三振の好投でマウンドを降りた。
京本真は2021年育成ドラフト7位で明豊高から巨人に入団したプロ2年目育成右腕だ。189cmの長身から投げ下ろす最速150kmの角度あるストレートとチェンジアップ、フォークで投球を組み立てられ、さらにカーブ、スライダーなど多彩な球種を操ることができ、いつでもカウントを取れることが強みの投手だ。
オフには巨人で一番すごい投手だと思った守護神・大勢に弟子入りし、合同自主トレで肉体改造に励み、筋肉量を大幅に増加させた。そのことが今シーズン15試合に登板し、5勝4敗、防御率2.36の好投につながっており、2軍戦で先発ローテーションの一角として台頭してきている。
7月末が期限であった支配下登録を今シーズン勝ち取るかと期待された京本真だったが、今シーズンでの支配下登録を掴み取ることはできなかった。
今オフでの支配下登録を掴み取り、1軍先発ローテーションの一角として台頭すべく、今シーズン2軍で投球に更なる磨きをかけてもらいたい。
公開日:2023.09.22