岡本和真を筆頭に「右打者天国」状態が続く
巨人・岡本和真が絶好調で打率.488と両リーグでの最高打率を誇っている。
セ・リーグの打率上位者は岡本和真以下、打率.452宮崎敏郎(DeNA)、打率.394堂林翔太(広島)と右打者。
パ・リーグ上位3人も、打率.419井上晴哉(ロッテ)、打率.400ロメロ(楽天)、打率.386浅村栄斗(楽天)と全て右打者だ。
首位打者といえば、イチロー、青木宣親、秋山翔吾といった足の速い左バッターを思い浮かべる人が多いのではないだろうか。
実際に歴史を振り返ると、特にパ・リーグでその傾向が顕著で過去30年の首位打者を振り返ってみると、イチローの7年連続を含む左打者24回、スイッチヒッター2回、右打者4回となっている。
ちなみにその右打者4人は、93年/辻発彦(西武)、05年/和田一裕(西武)、08年/リック(楽天)、11年/内川聖一(ソフトバンク)だ。
無観客試合でアウェーチームが強いなど、例年と何か違うことが起きているプロ野球。
この「右打者天国」がいつまで続くのか注目していく一方、左バッターの奮起にも注目したい。
公開日:2020.07.02