中川皓太は巨人守護神の歴史を塗り変えるか?
今年初めて東京ドーム有観客試合。
菅野智之がしっかり投げ、岡本和真、坂本勇人が打って勝った。こんなに分かりやすい選手達が活躍したのも有観客の影響だろうか?
「ラブすぽ」では巨人の8回、9回の継投について見てみたい。
菅野智之から1点差の場面で任されたのは楽天から移籍してきたばかりのサウスポー・高梨雄平。1点取られたら菅野智之の勝ちが消えてしまう。かなりのプレッシャーだったはずだが、しっかりと抑えた。
そして、9回は右腕の大竹寛を挟んで、最後はこちらもサウスポーの中川皓太。しっかりと抑えて、自身通算20セーブ目を記録した。
セーブに関して巨人には面白い記録がある。
巨人で100セーブ以上を上げたピッチャーは歴代ゼロなのだ。鹿取義隆やクルーンなど通算100セーブ以上のピッチャーはいるが、それは複数球団での通算記録。巨人オンリーだと角盈男とクルーンの93が同数で最高だ。ちなみにプロ野球記録は岩瀬仁紀の407だ。
また巨人オンリーの通算セーブ数歴代トップ10人の中でサウスポーは前出の角盈男しかいない。ちなみに3~5位は西村健太朗、石毛博史、澤村拓一と続く。
久しぶりに出てきたサウスポー守護神・中川皓太には9回を託して今年の優勝を期待しつつ、来年には角盈男越えの通算100セーブも期待したくなる。
公開日:2020.07.29