広島カープは打ちまくっている!? それでも巨人が強い理由
菅野智之が素晴らしいピッチングをして勝った。2位・ヤクルトに5ゲーム差をつけて「独走態勢」に入ったといってよいかもしれない。
そんな中、ふとセ・リーグ打率順位を見てみた。(数字は8月4日終了時点)
1位 堂林翔太 (広島) 打率.346
2位 佐野恵太 (DeNA) 打率.342
3位 鈴木誠也 (広島) 打率 .338
あたりまえだが、活躍のニュースをよく耳にする選手たちだ。
4位が西川龍馬(広島)、5位が村上宗隆(ヤクルト)。
「広島は良く打っているのにチーム順位が下位なのはピッチャー陣がよほど悪いのだなぁ」などと思いつつ10位まで見てみる。
10位 松山竜平(広島)。打率は.309。また広島カープ。ここまでが打率3割台。
そして10位までに巨人の選手は登場しない。つまり今日現在の巨人に3割バッターはいないのだ(規定打席到達選手の中で)。
12位に岡本和真が打率.296でやっと登場。次に出てくる巨人の選手は19位の丸佳浩で打率.258とだいぶ下位まで下がる。
よくこの打撃陣で首位にいるなぁと一瞬不思議に思ったが、そもそも規定打席に到達しているのが上記2人と坂本勇人しかいないことに気が付いた。
たったの3人。少なすぎる。しかし、これは日替わりオーダー・原辰徳采配がもたらした結果だ。
規定打席の半分以上という範囲まで広げれば、大城卓三.314、ウィーラー.303、パーラ.290、亀井善行.286と高打率の選手がしっかりいる。
事実、今シーズン得点数188はリーグ最多。この数字を見るだけでも巨人がいかに効率よい攻撃をしているのかが見て取れる。
公開日:2020.08.05