笑顔が優しい37歳が投げる、右バッターに優しさゼロのシュートボール
中日に連敗しても、2位DeNAもいっしょに負けているので、ゲーム差が4のまま。
主軸が打てなくても、不安な気持ちになっている巨人ファンがおそらく少ないであろう理由は、次の火曜日の阪神戦はエース・菅野智之で勝ちが計算できる気持があるからだろう。
+α、日曜日に投げた後ろの3人、大竹寛、デラロサ、ビエイラが無失点で投げたこともあるはずだ。
「後ろがしっかりしているから、先発ピッチャーが6回まで押さえてくれれば勝てる」という気持ちが自然と湧いてくる。
その中でも、特に注目したいのは大竹寛。広島から巨人に来て7年目。不調の時期が長かったが、昨年32試合に投げて防御率2.77とシュートの切れ味とともに復活してくれた37歳のベテランだ。あの優しそうな顔とは正反対の、右バッターの胸元に鋭く曲がっていくシュートはエグい。
今年はここまで13試合に投げて防御率1.54の超安定感のあるピッチング。ホームランを1本も打たれていないのも素晴らしい。
大竹寛が昨年以上に頑張ってくれることで、巨人ファンは自然と優しい笑顔になって美味しいビールが飲める。
公開日:2020.08.17