増田大輝は間違いなく「1点を奪う」ための重要な武器だった
10月15日の巨人対広島は引き分けに終わった。
引き分けたということは1点を争う試合だったわけだが、巨人にとって1週間前なら1点取れたのではないかと思わせる場面があった。
同点で迎えた8回裏の巨人の攻撃。2アウトから代打の北村拓己がフォアボールで塁に出た。
この場面、1週間前の巨人だったら間違いなく代走・増田大輝の場面だ。
しかし、12日の試合で右ひざを痛めて登録抹消中。代走は送られなかった。
次打者・大城卓三の4球目、ワイルドピッチで北村拓己は2塁に進む。
そして、次のボールを大城卓三はレフト前にヒット。2塁ランナーの北村拓己はホームに突っ込むが、クロスプレーでアウトになった。
ここからはタラレバの話。
代走・増田大輝だったらこのクロスプレーはセーフだったかもしれない。
そもそも前提条件で、1塁ランナー時に盗塁を試みて成功していれば、続くワイルドピッチで3塁到達。そうすれば、大城卓三のレフト前ヒットでクロスプレーにすらならずにホームインというタラレバ話だ。
昨年は日本シリーズでソフトバンクに4連敗した巨人。今年も間違いなく厳しい戦いになる。
1点を争う場面で増田大輝の足が必要になる場面が必ず出てくるはず。日本シリーズまで約1ヶ月。増田大輝の回復が巨人の日本一奪還を左右しそうだ。
公開日:2020.10.16