守備の良い流れを3回裏の攻撃に繋げた典型例
8/25の広島戦。
5-3で勝利した試合だが、スポーツニュースではほとんど流れず、勝ち投手になったわけでもないが、チームの勝利に大きく貢献したとお伝えしたい存在が2番手で投げた大江竜聖だ。
先発した直江大輔がピリッとしない。序盤で3失点。まだ1軍未勝利の若い投手なので仕方のない部分はあるが、それでも2回からリリーフ登板は緊急登板の域。
1アウト1・2塁のピンチで出ていってゲッツーで抑えた。素晴らしかった。
この場面はスポーツニュースでも少し流れたが、もっと素晴らしかったのは次イニングからの3回、4回のイニング跨ぎのピッチング。おそらくこの2イニングを流したスポーツニュースはないはずだ。
何が素晴らしかったかと言えば、イニング跨ぎで4番・鈴木誠也から始まった3回、そして4回をしっかりと無失点で抑えたのだ。
登板直後のピンチを抑えたことでリリーフ投手としての仕事は充分に完了している。
しかし、回が浅かったこともあり6/13以来のイニング跨ぎもしっかりとこなした大江竜聖。
3回裏に2点を取って追い付いたことも大江竜聖が広島に傾きかけた流れを引き戻すピッチングをしたことも大きいだろう。
記録上は勝ち星もホールドポイントも何も付いていないが、記録ではなく記憶に残る好リリーフだった。
公開日:2021.08.26