バッティングだけの選手じゃない! もちろん分かっちゃいたけど、なかなか普段は意識しないショートの守備力
9/5の阪神戦。
勝てた試合を引き分けにしてしまったのか? 負け試合を引き分けにできたのか?
これは人によって受け取り方が違うだろう。
それよりも、昨日の試合で巨人ファンが改めて思い出したことがあるはずだ。
「ショート坂本勇人の守備がチームを支えていた」
という普段は忘れがちな事実だ。
どうしてもバッティングに目を奪われる坂本勇人の存在だが、失って分かるその大きさを昨日は実感した。
坂本勇人は6点リードした状態の6回裏にベンチに退いた。
代わりにショートに着いたのは若林晃弘。どこでも守れる選手だが、ショートは専門ではない。
「代わったところにボールが飛ぶ」という格言が野球にはあるが、まさにその通りでショートゴロが飛んでエラー。失点につながった。
原辰徳監督は次イニングから若林晃弘をファーストに移して、ショートに廣岡大志を置いた。しかし、ここでも「代わったところにボールが飛ぶ」。
たしかに難しい打球だったが、廣岡大志はバランスを崩した体制のまま送球してエラー。これも失点につながった。
廣岡大志はショートが本職だが、坂本勇人と比べるとその経験値は雲泥の差。上手い下手はここでは問わない。あくまで経験値の話だ。
「もし、坂本勇人がショートに残っていたら?」
こんなタラレバは言ってはいけないのだが、試合を見続けていた多くの巨人ファンの心に宿った気持ちだろう。
公開日:2021.09.06