20年シーズンに飛躍した大江竜聖
対ホークス戦14連敗。この重苦しい雰囲気を打開してくれるのは誰なのかーー?
巨人が5月29日の対福岡ソフトバンクホークス戦で3対8と敗戦。日本シリーズでの2年連続4タテを食らった記憶も生々しい。セ・リーグを制してもまたホークスに惨敗するのではないか?特に5アーチを浴びた投手陣への心配は尽きない。
が、そんな試合の中でも数少ない光明となったのが、3番手で登板した左腕・大江竜聖だ。
この日は5点ビハインドの7回に登板。中村晃をショートゴロ、栗原陵矢をピッチャーライナー、柳田悠岐をサードゴロと、わずか6球でホークス打線を三者凡退に抑えた。これで大江竜聖は5月21日の対中日戦から5試合連続での無失点。防御率も3.29まで改善されてきている。
昨季の開幕直後に横手投げに転向
大江竜聖は16年ドラフト6位で巨人に入団した5年目の22歳。20年シーズンの開幕直後に横手投げに挑戦すると成績が飛躍的に向上。43試合37回2/3を任され、防御率3.11とチームのセ・リーグ連覇に貢献した。
今季も貴重な中継ぎ左腕として期待が大きい。昨年は交流戦自体が中止となったためパ・リーグの打者との対決は新鮮なことが多いだろう。若武者の活躍で、まずはホークス戦の連敗ストップと交流戦優勝を目指したい。
公開日:2021.05.30