データで検証!!俺たちの平成プロ野球史
「平成」のプロ野球に焦点を当て、データで最強チーム&最強選手を徹底検証する!
平成でもっとも頼りになった投手は?:防御率
平成30年間でもっとも防御率が良かった投手は誰か。ここでは、平成で通算1500回以上投げた投手を対象にランキングを作成したが、1位となったのは現在メジャーリーグのドジャースでプレーする前田健太だ。全盛期に海を渡ったことも影響 して、NPB通算防御率は破格の2.39。広島を支えたエースが、「平成最強投手」の栄冠に輝いた。ただ、ここで特筆したいのはむしろ2位の斎藤雅樹。マエケンと違い、現役を全うしたうえでの平成通算防御率.76は圧巻の一言。平成元年から2年連続20勝、11試合連続完投勝利や3年連続開幕戦完封勝利など、まさに「平成の大エース」と呼ぶにふさわしい数字を残している。藤田元司、長嶋茂雄両監督のもと、平成初期の巨人、球界を代表する投手だった。また、3位には現役を引退した杉内俊哉が、4位には日本ハムに移籍した金子千尋(弌大)、5位には楽天のエース・岸孝之といった、比較的新しい顔ぶれが並んだのも特徴といえるだろう。
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公開日:2020.04.06