小倉2歳S(9月6日 小倉11R)芝1200m
小倉の2歳チャンピオン決定戦。芝1200m戦。
過去10年、1番人気は〔330〕、2番人気は〔321〕、3番人気は〔301〕。
6番人気以下〔146〕、2ケタ人気馬〔121〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券2本。
勝ち馬の9頭が、1~3番人気の馬。15番人気が勝った14年も、2着はハナ差で1番人気ですから、人気馬信頼の手でよさそうです。
ステップレースを見ていきましょう。
フェニックス賞から〔230〕。1~3番人気で3着以内の馬。
中京2歳Sから〔100〕。1番人気1着馬。
ひまわり賞から〔001〕。1番人気1着馬。
新馬戦。まずは芝から〔557〕。4番人気までで勝った馬。
ダートから〔001〕。4番人気で1着の馬。
未勝利戦からはすべて芝で〔221〕。全馬、1番人気1着馬でした。
馬券圏内30頭中、28頭が前走で1200m(ダートも1頭)を走っており、残る2頭は芝1600mから。この2頭に共通するのは、1番人気1着馬で、キャリア2戦の馬でした。
また、馬券圏内30頭すべてが、芝で3着を外したことのない馬ばかり。
加えて、キャリア4戦以上の馬の馬券圏内はありません。
牝馬は〔432〕。勝ち馬4頭はすべて中3週以上と、ゆったりしたローテーションでした。
前走で小倉を走っていた馬が、7勝、2着8頭ですが、勝ち馬は3年連続で他場(中京)デビューの馬。
今夏は中京開催がありませんでしたが、小倉以外でデビューした馬には、今年も注意が必要です。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と』
【書誌情報】
『究極の競馬ガイドブック 自分で“勝ち馬”を探せるようになる』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくので、まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導いてあげるのを目的とした本です。
公開日:2020.09.03