神戸新聞杯(9月27日 中京11R)芝2200m
3歳馬による菊花賞TR。3着までに優先出走権が与えられます。
例年ですと、阪神の芝2400mで行われるのですが、今年は中京の芝2200mでの施行となります。
データは過去10年です。
1番人気は〔720〕、2番人気は〔232〕、3番人気は〔113〕。
6番人気以下〔043〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。
馬連3ケタ6回に、万馬券なし。
勝ち馬はすべて3番人気まで。
また1番人気が連を外したのは1回だけ。その時も2、3番人気の1、2着でした。
ステップレースを見ていきましょう。
圧倒的好成績はダービーからの馬で〔962〕。連対または1、2番人気に推されていた馬が13頭。残る4頭も、前々走では重賞2着でした。
宝塚記念から〔001〕。5着馬。
ラジオNIKKEI賞から〔012〕。勝ち馬2頭に、7番人気8着馬。負けたこの馬も、前々走は1勝クラスを1番人気で1着でした。
OPの白百合Sから〔001〕。2番人気7着馬。
同じく、若葉Sから〔001〕。2着馬。
3勝クラスから〔100〕。勝ち馬。
2勝クラスから〔033〕。連対馬です。
連対20頭すべてにOPクラスでの出走歴がありました。
6番人気以下で馬券に絡んだ〔043〕のうち、ダービーに出走したのは14年2着のサウンズオブアース1頭だけ。残る6頭はダービー未出走の、いわゆる“夏の上がり馬”です。
人気馬が強いレースですが、TRらしく、出走権を賭けた伏兵たちの激走にも注意が必要です。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と』
【書誌情報】
『究極の競馬ガイドブック 自分で“勝ち馬”を探せるようになる』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくので、まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導いてあげるのを目的とした本です。
公開日:2020.09.24