毎日王冠(10月11日 東京11R)芝1800m
過去10年、1番人気は〔600〕、2番人気は〔020〕、3番人気は〔121〕。
6番人気以下〔245〕、2ケタ人気馬〔021〕。
馬連3ケタ4回に、万馬券2本。
1番人気の成績に象徴されるように、両極端な結果となっています。
ステップレースを見ていきましょう。
ダービーから〔220〕。人気、着順は不問です。
安田記念から〔132〕。4着以内の馬。
NHKマイルCから〔110〕。人気、着順は不問。
宝塚記念から〔012〕。人気、着順は不問です。
海外GⅠのクイーンエリザベスⅡ世C3着馬の〔100〕というのもあります。
札幌記念から〔110〕。掲示板確保の馬。
中山記念から〔101〕。2番人気8着馬と、5着の馬。
エプソムCから〔302〕。勝ち馬4頭に、6着馬が3着に1頭。
関屋記念から〔020〕。2着と7着の馬。
新潟記念から〔001〕。2着馬。
OPのメイSから〔001〕。1番人気1着で、連勝中の馬でした。
連対20頭中19頭に重賞勝ちがあり、GⅠ連対歴のある馬は11頭を数えます。
連対20頭すべてに左回りの芝での勝ちがあり、そのうち19頭に東京芝での勝ち、またはOPクラス3着以内がありました。
また、連対20頭中17頭に芝1800mでの勝ち、またはOPクラス3着以内がありました。例外の3頭は3歳馬。4歳以上の古馬には必須の項目です。
ちなみに、近5年の連対10頭は、すべて芝1800mに勝ちのあった馬です。
牝馬は〔210〕。
年齢別に見てみると、3歳〔340〕、4歳〔425〕、5歳〔222〕、6歳〔121〕、7歳〔002〕。
3歳、4歳馬が拮抗しています。
出走頭数が多くならないこともありますが、馬券圏内30頭中25頭が、ひとケタ馬番の馬。
さらに、30頭中24頭の前走が、6月以前のレース。実績がモノを言うGⅡと見てよさそうです。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と』
【書誌情報】
『究極の競馬ガイドブック 自分で“勝ち馬”を探せるようになる』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくので、まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導いてあげるのを目的とした本です。
公開日:2020.10.08